職人さん紹介Introduction of craftsman
日頃は表舞台に立つことのない裏方。
施工のプロ達の熱い職人魂を紹介します。
匠とは、、、
人が自らの努力と鍛錬により
身につけた熟練した技術によって
すぐれた物を造りだす者をいう。
「匠会」をかこむ円は正円であり、
正円は正確さと高い技術を示しています。
=匠という職人の証しであります。
お客様とグランド工房と匠会とがひとつの円で統合され
喜びと感動の作品を造りあげていくこと
を表しています
仕事の様子の一部を動画でご紹介!!Takumi looking at animation
- 左官職人
- 造園職人
- 土木職人
- 木工職人
- 設備職人
- 電気職人
- 金物職人

誰にも負けない素早い穴掘り“歩くパワーシャベル”!
配管工の仕事は給水や給湯、排水に関わる水回りの全般です。屋外にも水に関わる場所は結構あって、駐車場やお庭に水を引いたり、雨水を溜める雨水桝(ます)や砂利を溜める排水桝を設置して排水状況を整えたり。室内工事との大きな違いは水道管などを土の中に埋設するための穴掘り作業が必要なことです。重機が入れない場所は人力頼みで、これが地味に重労働なんですが、僕は穴掘りがすごく得意なんです。学生時代は卓球部でしたし今も特に鍛えていませんが、掘る作業がなぜか早くて。今では社内で「歩くパワーシャベル」と呼ばれ、ちょっとした腕自慢です(笑)。配管工になって7年、これからまだまだ成長したい。現場の技術はもちろん、配管工事は上・下水道ともに工事に関連する様々な資格があるので、そういう面でも自分に任せてもらえる仕事を増やしていきたいです。

営業職から職人へ、使う人の顔が見えるのが嬉しい
本業としてのキャリアは3年ですが学生時代からアルバイトで現場に入り、実はサラリーマンをしながら金物工事の仕事も続けていました。独立前の現場はほぼ公共施設で、今とは勝手が違うことも多かったです。例えばフェンスの取り付けも工場の周囲に何百メートル、時には数キロに及んだり。同じ作業のくり返しが多かったので、今は仕事の内容が毎日違うのが楽しい。特にグランド工房の現場は既存のお庭にエクステリアを追加するので、状況に合わせて調整や加工が必要なことも多くて面白いです。お客様と直接顔を合わせられるのもやりがいになっています。前職は家具の営業職だったのですが、卸売でお客様の顔が見えなくて。自分が設置したカーポートやフェンスを実際に使う方とお話しができて、納品の時の表情や「ありがとう」と声をかけていただけるのもすごく有難いなと思います。

現場が面白い。新たな修行を始めたような新鮮な感覚
同職の父のもとで修業し、別の親方のもとで経験を積んで独立しました。職人歴は18年になりましたが、グランド工房の現場に携わり始めてからは2年。今までの現場と勝手が違って、まず現場の数が多く、それでいて毎回図面がすごく凝っていてカッコいいんです。今まで年に1〜2回しか施工しなかったようなハイクラスなものを扱う頻度も高く、施工しながらワクワクしてくるし、出来上がると我ながら感心します、すごく良いなって(笑)。冗談ではなく、移動中に「手の込んだ外構工事をしよるなぁ…」とよその現場を見ていたらグランド工房だったということも結構あるんですよ。施工に携わる側としては実際大変なことも多いですが常に新しい経験ができるのがすごく新鮮。なんとなく第2の修業をしているような感覚で、この仕事の面白さを再発見させてもらっています。

整列した配電コードは師匠譲りの見えないこだわり
18歳で電気工事の職人になり家の中の配線やコンセントの取り付けなどを行ってきました。グランド工房で屋外照明に携わるようになり、スポットライトやポールライト、取り扱うものがとにかくオシャレで驚きます。階段下のバーライトを初めて設置したのもグランド工房の現場でした。間接照明のやわらかい光が特長なので照明器具を隠すのはもちろん、配線も目立たないよう自分なりにあれこれ工夫したのを覚えています。仕事になると細かいところが気になってコードや固定金具の位置をつい揃えたくなるんです。見た目が整列していなくても電気は点くんですけどね…(笑)。師匠がキレイな仕事をする人で、「そんな見えないところ別にいいやん」と私も思っていたはずなんですが、いつの間にか引き継いだようで。先輩方に教わった初心を大切に、現場を確実に納める仕事をしていきたいです。

Matsushita
松下 功治
福岡県北九州市出身
かたちには残らない、基礎をつくる仕事の責任と誇り
土工は工事の基礎をつくる仕事です。例えば砂利敷きなら、砂利と防草シートを敷く部分の厚みを残しながら余計な起伏を削り取って地盤を平らに整える、という感じで。現場に最初に入る自分が遅れると工期全体に響くので作業のスピードはもちろん、意外に肝なのが段取りです。例えば掘削した土やコンクリート片、植木など1つひとつの作業で大量の不要物が出るので途中で捨てに行かなければならないんですが、廃棄場所がそれぞれ違うのでゴミ捨てだけで1時間超かかることも。どのタイミングで何をするか、特に工期1日の現場は手も頭もフル回転です。僕らの仕事は目に見えて形に残ることはありませんが、現場がその後どうなったか気になって完成写真は必ずチェックします。キレイに完成したお庭に自分の工事の痕跡はありませんが、それでも達成感があるし嬉しいんですよね。

「こうすればできる」 経験からの提案も職人の仕事
金物工事はカーポートやテラスなどの設置が主な仕事です。所定の場所に所定のものを取り付けるというとシンプルですが、実際はそう簡単にいかないことも少なくありません。現場に入ってみると段差があったり幅が違ったり平面の施工図とどうしても差異があるからです。予定通りにいかない状況の時に、材料を加工したり土台を底上げしたり「こうすればできますよ」とプランナーに提案をするのも僕らの仕事。そういう経験をまた次の現場に活かしていきます。グランド工房の現場はディティールのこだわりがすごいです。つなぎ目のズレの許容範囲が一般的に7cmくらいだとすると、グランド工房は1〜2cmというレベル感。それくらい細かい。だから職人泣かせと言えば職人泣かせですが、その分仕上がりを見た時の「きれいに出来たなぁ」という自分の中の満足感もすごく大きいです。

岡山から福岡の現場へ 専門性磨き選ばれ続けたい
高校卒業後にこの道に入り、長く地元の岡山県で職人をしていました。家族で福岡に引っ越してきたのが3年前、今では子供たちもすっかりこちらに馴染みました。福岡と岡山でお庭づくりの傾向に違いはそれほど感じませんでしたが、1つの現場を複数の職人で分担するのは福岡の特徴かなと思います。岡山では1人で多くの工程を担当していましたが、福岡は土木、左官、金物…と工程ごとに専門の職人がいます。それだけお客様も多く、専門性の高い、腕のいい職人がたくさんいるということだと思います。プライベートでは5人の子供たちに囲まれて、上は小学校6年生、末の子はまだ保育園です。あと20年はしっかり頑張らなくては…。腕の立つ職人たちの中で選び続けていただけるように頑張ります!

図面から完成をイメージし、逆算しながら手を進める
父も左官で、子どもの頃はよく現場について行きました。左官姿の父を見るのも好きでしたが、当時は在宅のお客さまが多く、3時のおやつを頂くのも子ども心に楽しみで。かれこれ40年くらい前、のんびりした時代でした。昔は壁を塗るのが主でしたが、今はブロック積みやタイル貼りなど左官の領域も広がっています。特にグランド工房の現場は凝ったデザインが多く、モザイク模様を作ったり、レンガで曲線を描いたり、単純作業とはいきません。仕上がりをイメージし、何をどういう順番で配置していくかを逆算。常に確認しながら作業を進めるのは正直とても大変…ですが、図面を形にしてみると他にはないお庭が出来上がるんです。それを「イメージ通り!」とお客さまに喜んでいただく瞬間がやはり一番うれしいですね。

修業中の失敗をバネに技術をとことん追求!
高校は農業科、短大は造園科、昔から樹木をはじめ、植物全般が好きでした。修業期間中はとにかく造園工としての仕事を覚えることに必死でしたが、ときには失敗もありました。マキの木をご要望以上に切り過ぎてしまったことがあって……。満足のいく技術がない自分が悔しくて悔しくて、とことん練習しました。今ではマキの剪定は誰にも負けない自信があります(笑)。植栽する植物にも流行があり、住宅街などを歩いていると、つい人の庭が気になってしまいます。珍しい樹木があると家に帰って調べることもしょっちゅう。個人的な好みでいうと、カチッと計算された庭よりも、植物が気持ちよく葉を広げているような自然な庭が好きです。

左官工は形に残る仕事、 誇れる現場を仕上げたい。
祖父も父も左官工で、小学生の頃から休みの日は現場へ連れて行ってもらっていました。子ども心に「形に残る仕事」というイメージがあり、今も担当した現場の前を通ると「あの現場だ」と形に残る左官工という仕事への愛着を感じます。病院や学校などの施設へ行っても、つい注目するのが自分の仕事に関係する部分。壁の塗り方、タイルや石の張り方など、それぞれ用途に合わせた仕上がりになっていて面白いんです。いつか、テーマパークのような現場にも挑戦してみたい(笑)。
現場は3人体制で入りますが、この道何十年の先輩の技術はやっぱりすごいです。1回ずつのコテの使い方にムダがなく、仕事が早くて仕上がりもきれい。自分も一つひとつの現場に集中して、技術を磨いていかなくてはと身が引き締まります。

Koyakumaru
小役丸 和久
福岡県北九州市出身
植物が根付く環境づくり わが庭の専属造園工!?
庭の植物がどんなふうに成長していくか、数カ月後、数年後を見越して環境をつくるのも造園工の仕事。ですから、掘り出しのときはいつも緊張します。いざ掘ってみるとほとんどが砂利だったり固い岩盤だったり、地表と地中では状況が違うことも多いので。砂利を全部入れ替えたり、水はけが悪ければ高植えにしてみたり、植物が元気に育つにはどんな手を打てるかいつも考えています。……と、エラそうに言いましたが、わが家の庭の手入れは実は父に任せっきりです(笑)。父はサラリーマンを定年後、庭いじりが趣味になったようで木の剪定の仕方など質問されることも。「この枝は切って良いんか?」「おう、いいんじゃない」と照れくさいですが、今では庭づくりが親子のコミュニケーションになっています。

職人の修行にゴールはありません
子供の頃からものづくりが大好きでした。「木」を素材に、ウッドフェンスやウッドデッキなどをつくる木工事という仕事自然素材だからこそ、作業は細かい調整の繰り返し。特に、材料を組み合わせる“すり合わせ”では凹凸のない見た目の美しさ、肌触りのよさにとことん気を配ります。
サンドペーパーで一カ所ずつ仕上げていくのですが、道具から自前で作ったり、なんとか思い通りの仕上がりになるよう日々研究ですね。パッと見では気づかれないような細かい作業の積み重ねが、全体の結果を左右する。それが大変さであり、この仕事の面白いところ。職人の修行に「これで充分」という終わりはないと思っています。

石組みから排水設備まで 仕事の幅広さも造園の魅力。
職人の道を志したのは33才の頃。遅いスタートでしたが、現在まで25年間続けられているのは、家族の支え、そしてやはり造園という仕事の面白さだと思います。
造園工に求められる技術は、余分な枝の伐採だけではなく、石を配置構成するデザイン的な石組みから、植物への給水・排水の設備面の配慮まで多岐に渡ります。非常に奥深い仕事と自負しており、だからこそ完成したときの達成感も大きい。何より、お客さまに喜んでいただけることが嬉しく、次の現場へのやりがいにも繋がっています。
体力のいる仕事なので、筋力維持のためにも趣味の山登りを再開したいのですが、最近は娘がサッカーに没頭中。休日はもっぱら練習の送迎や試合の応援でつぶれてしまうのが少々悩ましいところです。

現場の苦労も報われる ありがとうの笑顔に感謝
外構工事の職人になって18年。見習い時代は体力的にとてもきつかったのを覚えています。現場は屋外ですから夏や冬は環境的にも厳しい。しかも、生コンクリートなど気温に左右される素材も多いので状況に合わせた調節にも気が抜けません。でも、どんなにきつい現場も仕上がり時にお客さまからいただく「ありがとう」の一言で報われます。これは18年間変わらない仕事の原動力です。グランド工房の現場はデザイン性が豊かな分、職人にとっては実はむずかしい仕事も多いです。でも、プランナーさんも私たちも仕事がむずかしいほど燃える。どうぞ「こうしたい」というご希望をプランナーさんにどんどんご相談ください!

植栽は完成時が新しいスタート。樹木一本の植え方にこだわり
東日本大震災を機に職人の道へ進みました。遅いスタートですが、もともと植物や土いじりが好きで、仕事になった今も造園の奥深さに興味が増すばかりです。なかでも植栽は職人の腕の見せ所。木の一本も、どう植えるかで印象が変わりますし、メイン樹木の周りの草花のあしらいにもセンスが問われる。緑の濃淡を意識したり、グリーンの中に黄や赤い葉を持つ樹木を差し色にして全体の印象を引き締めたり。植栽は工事完了のときが完成であり、始まりです。植えた時は小さな樹木や草花が、数年後にどれくらい成長するかを想像しながら配置することも職人に託された大切な仕事のひとつだと思っています。「またあなたにまかせたい」とご指名いただけるオンリーワンの造園職人を目指して、まだまだ修行の日々です。

“自分の目で確かめる”それが私のポリシー!
土地をならす「土工」は現場へ最初に入る職人です。私の仕事が遅れれば後に続く全ての職人さんに影響しますから、“工期”には細心の注意を払います。そのために欠かせないのが事前の下見です。パワーシャベルなど大型の機械を庭へどう搬入するか、他にどんな機械が必要かを、実際に足を運び「自分の目で確かめること」が私の仕事のポリシー。平日は時間がとれないので、娘を助手席に乗せて現場の下見へ…という休日もしょっちゅう。それはそれで結構楽しいんですが(笑)。
現場ではユンボなどの大型機械を使いますから、ときにはお子様を乗せて記念写真を撮影されるお客様も。はしゃぐ笑顔を見ていると、庭づくりの過程もご家族の思い出になっているのだなぁと嬉しくなりますね。

テラスやデッキの設置はお任せください!
私の担当する「金物工事」とは、庭にテラスやサンルーフ、ウッドデッキなどを設置する専門職。家は一軒ずつ間取りや土地の条件が違うでしょう? だから、たとえ既製品のテラスを設置するにしても、それぞれの家に合わせた加工が必要なんです。いかにその家に合わせ、無理のない設置をするかが金物工事のむずかしさであり、腕の見せどころ。私は子どもの頃からものづくりが大好きだったので、日々「加工」や「工夫」に手と頭を使うこの仕事が今もとても好きです。
グランド工房はスタッフがみんな仕事熱心。姿勢に“熱いもの”を感じますが、仕事の責任感、情熱ともに私も絶対負けません(笑)。仲間同士のそんな“いい関係”が“いい仕事”につながっている、それがここのチームワークだと思います。

期待以上の庭づくり 技と情熱で応え続ける
私が修行したのは京都ですから、専門は日本庭園なんですが、洋風でもなんでもしていますよ。修行時代の師匠の教えは、「半永久的に残るものを造れ」でした。我々が庭の基本を造り、育てるのは家族です。だから家族の方々が手入れをしやすいように造るべきだと考えています。
お客様のご要望も『メンテナンスが楽なように』というご希望が一番多いようです。正直、日本庭園がやっぱり好きですね。京都に修行に行ったのも、日本庭園をきちんと学びたかったからで、修学院離宮や桂離宮など、いろんな寺院で仕事をさせていただきました。
今でも昔、手がけた庭がどう育っているかとか、まだ知らない造園を勉強するために、年に1、2回は京都へ出かけていますよ。いつか京の寺院のようにスケールの大きい日本庭園を手掛けたいですね。

近隣の方々の理解も大切、挨拶は笑顔でこちらから。
金物工事の山場の一つは、既製のサンルームやフェンスなどをいかに現場に合わせて加工し取りつけられるかです。柱や壁の凹凸、基礎の高さなど住宅の特徴はそれぞれで、グランド工房の場合、そうした状況をプランナーが先に把握してくれるので作業がスムーズに進められます。また、庭工事は施主さまに加え、ご近所の皆さまに理解いただくことも大切。事前にプランナーも了承を取ってくれていますが、顔を合わせた時はこちらから挨拶をするように心がけています。特に私は強面なので、必ず笑顔で(笑)。
2年ほど前に息子も同じ金物工事の職人として独立しました。近い将来、同じグランド工房の現場で一緒に仕事がしてみたい。息子と良いライバル関係になっていくことが、これからのひそかな楽しみです。

深く掘り厚く敷いていく 縁の下のもっと下の力持ち
工事の最初の工程を担い、現場の基礎を整えるのが土工の仕事です。グランド工房のお庭はデザインの自由度が高いことはよく知られていますが、実は見えない部分のこだわりもすごいんです。一般的な現場に比べて、土を掘る深さの指定が深く、敷いていく砕石の指定も非常に分厚い。基礎を安定させることで、その上に作るものを頑丈に仕上げるねらいです。「しっかりとしたものを作りたい」というプランナーさんの思いが図面から伝わるので、私たちも責任と誇りを持って取り組んでいます。リフォームの現場では挨拶はもちろん、掃除も大切な仕事です。私は顔が少々コワモテなので、朝はお客さまに会う前に素早くヘルメットをかぶるよう心がけています。坊主頭を隠すことで少し穏やかに見えるかな、と思って…。

頭に描いた完成イメージ 逆算しながら美しく収める
フェンス、門扉、カーポートなどエクステリア全般を担当します。現場は一つひとつ条件が違うので、施工は常にセミオーダーのようなもの。頼りになるのは想像力と経験です。お客様が描いている完成イメージを共有し、どう進めれば一番きれいに収まるかを逆算しながら手を進めていく。なかなか設計図通りにいかないものも、この仕事の面白いところだと思っています。
昔からものを作るのが好きで趣味の時間もいろんなものを作ります。釣りのルアーを手作りしたり、キャンプ先では木を削って箸やスプーンを現地調達することも。仕事もそうですが、モットーは「楽しむこと」。気になる材料を見つけると、つい調べたくなるのも楽しいから。職人歴20年ですが、楽しむ・追及する、その感覚は今も変わりません。

パッと見では分からない細部の仕事で仕上がりに差
現場の基礎となる土木工事から、ブロック、壁、金物など外構全般を担当しています。グランド工房の現場はデザインが凝っていて、こちらも「こうやればもっと良くなる」とアイディアを刺激されます。レンガ塀ひとつにしても、ただキレイに積む以上の仕上がりを目指したい。例えば素材であるレンガ色調や風合いに合わせて、隙間の目地にも凹凸がでるよう細かく削りを入れたり。パッと見では気づかれないような細部の工夫が全体の印象を底上げしますし、僕自身もそういう仕事の向き合い方が好きです。この道に入って13年ですが、やればやるほど面白い。プライベートの外出先でも外装や内装がつい気になって、見たことのない素材を見つけては即、検索(笑)。一生勉強、それがこの仕事の魅力だと思っています。

お庭は見た目が100%!? 機能性×外見への仕事意識
カーポートやサンルームなど外構エクステリアは大掛かりなイメージもありますが、細やかな部分への配慮で仕上がりの印象が変わります。例えばフェンスも実用性だけ、ただ取り付ければいいならそう難しくありませんが、いかに見栄え良く仕上げるかがこだわりどころ。近くで見て左右、上下の並びがきれいだと、遠目で見てもやっぱり格好が良いものです。公共施設と違い、住宅は住んでいる方の愛着が大きいものだから、自慢に思えるような外見も大切だと思っています。見た目が気になる性分は昔からで、もとは美容師でした。お客様とコミュニケーションをとりながら完成に仕上げていくという意味でも経験が活かされているかも。お客様もプランナーも職人も「みんなが笑顔になれる仕事」それが私のモットーです。

機械を手足感覚で操作、 何より集中力が勝負。
外構工事の解体や現場をならす土工事の担当で、作業は重機に乗り込んで行います。重機の先端についたバケットを操作し、壁のキワぎりぎりまで掘り出したり、地面を掘るときは土中の配管も意識。パワーのある機械ですから、少しの油断が現場の破損や事故に繋がってしまう。30年乗り続けていますが、いまだに現場では緊張感を感じます。神経を集中し、バケットと対象物の距離感を正確につかみながらの作業がプロとしての勝負だと思っています。なかでもグランド工房の現場は基礎が深くしっかり設計されている分、作業の負担も実は大きいんです。でも、土工は現場に最初に入る仕事ですから、続く職人さんたちに「やりやすい現場」として引き渡したい。それが自分の役目であり、やりがいを感じるところです。

モットーは感謝と笑顔! 人の縁を大切にしたい
実は最初、職人になろうとは考えていませんでした。高校卒業後に担任の先生の縁でガーデニング会社に就職、そこで師匠をはじめ、たくさんの方に出会えたことがこの道を志す決め手になりました。修業中に庭師のいろはを叩き込まれながら、お客様から仕事ぶりを感謝される師匠の姿を見続け、自分も「喜んでいただける仕事をして生きていきたい」と。庭は一つひとつ違いますし、正解もお客様ごとに違います。奥が深くてむずかしい、だから面白い。また、一人ではできない仕事ですから、周りに支えてくれる造園仲間がいてくれることにも感謝です。技術を磨くことはもちろん、人の縁を大切に、これからも笑顔をモットーにしてがんばります!

世界中で仕事ができる旅人のような職人に!
私は造園の仕事って「おいしい」って勝手に思っているんです。土工さんや左官さんが作り上げた空間に、造園はグリーンを入れる最後の仕上げをするでしょう? つまり、その庭が完成する瞬間に立ち会える。お客様の「うわぁ!」って喜ばれる顔を見られるのも役得だなぁと。
実はこの仕事に就く30才まで、バックパッカーをしていました。アジアからヨーロッパにかけて世界を旅するうちに、「自分に優れた技術があれば世界のどこでも仕事ができるんじゃないか」と気付いたのが職人の道を選んだきっかけです。腕を磨くためにも日々の現場がやはり大事。「見えないところはいい」とは思えない自分の人間の小ささも(笑)、この仕事に向いていると思っています。海外で仕事をするという夢、いつか実現したいです!

南国風から雑草対策まで 理想の庭づくりを叶えたい。
前職はコンビニエンスストアで店長をしていました。もともと人と接するのが好きなので、現場でもお客さまと話をする場面は少なくありません。満足いただける仕上がりにしたいので、作業の工程や庭の変化を毎日見てもらえるという意味でもグランド工房の仕事はやりがいを感じるところです。
現場に入る前にプランナーにまず確認するのはテーマです。「ナチュラル」「南国風」といったイメージ的なものに加えて、「雑草対策」といった機能性を最優先されている場合もある。お客さまが何を求めているのか、その想いをしっかり把握して理想の庭づくりをお手伝いしたいと考えています。職人には定年がありません。体力の続く限り、できれば人生の最後まで現場に立ち続けることが最大の目標です。

パッと見では分からない細部の仕事で仕上がりに差
現場の基礎となる土木工事から、ブロック、壁、金物など外構全般を担当しています。グランド工房の現場はデザインが凝っていて、こちらも「こうやればもっと良くなる」とアイデアを刺激されます。レンガ塀ひとつにしても、ただキレイに積む以上の仕上がりを目指したい。例えば、素材であるレンガの色調や風合いに合わせて、隙間の目地にも凹凸が出るよう細かく削りを入れたり。パッと見では気づかれないような細部のひと工夫が全体の印象を底上げしますし、僕自身もそういう仕事の向き合い方が好きです。この道に入って13年ですが、やればやるほど面白い。プライベートの外出先でも外装や内装がつい気になって、見たことのない素材を見つけては即、検索(笑)。一生勉強、それがこの仕事の魅力だと思っています。

しっかりした基礎づくりで 全天候に耐える仕上がりに
門扉からフェンス、カーポートの設置など金物工事全般を担当しています。エクステリアを設置するお客さまは、事前にカタログ写真を見てイメージを描いておられる場合がほとんどです。金物工事で大切なのはそのイメージ通りに美しく設置すること。そして、外からは見えない基礎工事も重要です。エクステリアは雨も風も、天候全ての影響をそのまま受けるので台風が来てもビクともしないような基礎工事を行わなければなりません。グランド工房の現場では、工程の全てをデジタルカメラで記録して報告しており、そうした徹底した管理面でもご安心いただけると思います。
60才も間近になり、最近気をつけているのは体重管理。太り過ぎないように、また筋力の維持も心がけながら現場に臨んでいます。

「想像以上の仕上がり」 お客さまの笑顔がやりがい。
左官職人だった父にならい、17才でこの世界に飛び込みました。職人になって20年、様々な現場を経験してきましたが、グランド工房のデザインはユニークなものが多く、今でも刺激を受けることが多いです。左官の仕事は平面で描かれた図面を見て、壁や土間をつくりあげること。初めてつくるデザインの場合は特に「どうやって形にするか」という技術的な難しさに加えて、「どういう工程で仕上げていくか」という手順の組み方も非常に大事になってきます。個性的なデザインは正直けっこう手間がかかりますが、その分、無事におさめたときの達成感も大きい。お客さまに「思っていた以上にきれいになった、ありがとう」と直接、声をかけていただくこともあります。改めて「頑張ってよかった」と嬉しくなる瞬間です。

枝の剪定はグリーンのデザイン 正解がないからこそ面白い
樹木は植栽したときが完成ではなく、始まりです。植え替え直後は最も枯れやすく、デリケートな状態。しっかりと根付かせるには、伸びやすい枝を切っておき、栄養を根まで行きわたらせるような調整が必要です。こうした基本の一方で、職人のクセが出やすい場面もあります。例えば剪定には、木の自然な成長を感じさせる枝の打ち方もあれば、日本庭園のような形式美を追求する方法もある。庭全体の雰囲気や住宅とのバランス、そしてお客様の好みによって正解が変わるからこそ、「あなたに任せたい」という信頼が何よりうれしい励みです。最初は大工に憧れて飛び込んだ職人の世界でしたが、気がつけば、子どもが持ち帰ってきたアサガオの鉢植えを、家族の誰より気にかけてしまうほど植物が日常になりました(笑)。

大掛かりな作業の裏の細やかさ 見えない仕事で仕上がりに差
リフォームの現場は不要なブロックや樹木の撤去から始まることが多く、作業の進め方に不安を感じるお客様もいらっしゃいます。お庭にはお客様が大切にされているものもありますので、まずは確認し、しっかり養生したうえではじめて作業を開始します。整地ひとつ、土間づくりの高さや幅ひとつにしても職人が違えば完了時のクオリティも違う。作業の腕はもちろん、丁寧な下準備、入念な確認、また、掃除や道具の整理整頓を心掛けて常に現場をキレイに進めていくこと。他の工程に比べて工事は大掛かりですが、土工はそうした細やかさや丁寧さも求められる仕事だと思っています。私が職人になったきっかけは義理の父ですが、義父や先輩方の背中を見ながら、現場をリードできる職人になっていきたいです。

日々磨く知識と技術 理想の外構を叶えたい
門扉やカーポートなどエクステリアの金物類が私の専門です。住宅同様に外構にもトレンドがあり、例えば最近では黄砂などの影響からサンルームの設置工事が増えています。時代的な変化に加え、グランド工房の提案にはオリジナリティがあり、新商品や新素材の採用にも柔軟。そのため勉強は大変ですが刺激的な現場がとても多いです。外構工事は使う道具が多く、現場での整理整頓には気を配ります。お客さまの敷地を散らかさないのは当たり前ですが、道具や材料を使う順に整理することがゆくゆく工事全体の段取りにもつながるからです。細部への意識を忘れず、理想的な庭づくりのお手伝いができるように今後も頑張ります。

惚れぼれする経年の美しさ 天然木のウッドデッキ
子どもの頃からものづくりが大好きで憧れの大工の道へ。10年間の修行後、外構へ移りました。様々なエクステリア工事を担当するなかで、大工経験を買われて託されたのが天然木製のウッドデッキでした。樹脂などの人工木と違い、天然木は寸法を測って材料となる板を切り出し、ネジ穴も職人が開けます。人工木の3倍くらい手間はかかりますが、「完成時が始まり」なのが大きな魅力。年月と共に何ともいえない味わい、風合いが出てくるんです。お客様からはお手入れについてよく訊ねられますが、「ハードウッド」と呼ばれる硬い木材は雨にも強く、人工木と同様に掃除もしやすいんですよ。横浜北店、相模原店には私が手掛けた天然木のウッドデッキが設置されています。お近くの方はご来店時にぜひご覧ください!

電気工事は裏方の仕事 だからこそ信念を持って
電気工事の仕事は、工事に入る前の準備が8割です。例えばお庭に照明を付ける場合、まずプランナーさんのイメージをくみ取り、そこから入念に現地調査。現場を把握したうえで、実現可能なベストの配線プランニングを提案します。だから、ほかの仕事に比べるとお客さまからは仕事の善し悪しが見えにくいかもしれません。「いいお庭になった」とは言われても、「いい電気系統ですね」とはなかなか言われないので(笑)。でも裏方だからこそ滞りなく仕事を終え、完了後も長く何事も起こらない、いい仕事をしたい。いつか機械の寿命が来たとき改修工事をする同業者に感心してもらえるような工事、それが私の目指す仕事です。

施工側だから知っている 細部に配慮したお客様目線
「グランド工房は徹底したお客様目線」それが現場で感じる率直な感想です。住宅の雰囲気に合わせたデザインの提案力はもちろん、職人として感服したのは表からは見えない施工上の詳細なルールです。例えば、ブロック塀の中に入れる針金にも指定があり、必ずJIS規格。強固で安全性が高いからです。施工側からすると資材の調達にひと手間かかりますが、もし自分の家の庭を頼むなら…と考えると「この会社にお願いしたい」と私なら思います。グランド工房のお庭に携わるようになってまだ1年弱ですが、1つひとつの現場がとにかく新鮮。私は22歳で独立し今は6人の職人を率いて会社を経営しています。私たちにとってはグランド工房がお客様ですから、しっかりとお客様目線に立って満足を届けていきたいです。

表から見えない部分だからこそ、確実に、丁寧に
戸建住宅の設備工として、外構工事では水道メーターの調整や蛇口の設置、配管など、お庭の水回り設備を専門に担当しています。水道管や排水管は地面の下に埋められていますが、実はその性格な位置は誰も把握できていない、というケースがほとんど。ですから、目星をつけて掘った場所にパイプが見つからなかったり、逆に、思わぬところに配管が見つかって移設や撤去を依頼されることも少なくありません。大切なインフラ設備である一方で、水漏れなどのトラブルが一大事になりやすいのも水回りの油断できない点です。作業中は何度も入念に確認しますが、それでも施工直後はいつも気がかり。工事を終えた後の数日間は、予定外の番号から着信があるたび「何かあったのか!?」とドキッとします。表からは見えない仕事ですが、この緊張感を忘れず、常に確実に、丁寧に、現場を収めていきたいです。

新しい仕事に出合うとワクワクします
「手に職をつけたい」と飛び込んだ職人の世界。若い頃は今よりもっと負けず嫌いで、いつも先輩たちの手元を見て、技をぬすむことに一生懸命でした。
仕事をしていく上で今も変わらないのは、“課題が大きいほど燃える”ということ。特にグランド工房のお客様からは、デザイン的なリクエストをいただけるのでやる気になります。図面を片手に現場へ立ち、「どうすれば理想通りに仕上げられるか」と思いを巡らせるたびワクワクしてきます。現場、現場で仕事はそれぞれ違いますから、いつも初心を忘れたくない。
まだまだ私も修行の毎日ですが、昔自分がしてもらったように、後輩に技をぬすみたいと思われるよう技術を磨いていきたいです。

庭に潤いを添えるグリーン 仕上がりの瞬間に立ちあう喜び
グランド工房の現場でご要望が多いのは、やはり植栽。季節になれば花をつけて、秋冬に葉が落ちず、虫がつきにくい、3拍子そろった常緑ヤマボウシなどが人気です。お手入れのしやすい、こうした樹木も植栽後の1年間が勝負。朝夕1日2回、水やりを続けることでお庭にしっかり根を張ってくれますよ。造園は庭づくりの最終段階で入らせてもらう仕事。壁やタイルなど美しく整備されたお庭に、最後に私たちが草木を入れる。どんなお庭もグリーンが入ると、とたんに表情にやわらかさや潤いが生まれます。現場作業は夏の炎天下、冬の寒さ、春先の花粉など、1年を通してハードな部分もありますが、植栽をしてお庭が表情を変える、その仕上がりの瞬間に立ちあうたび「いい仕事をさせてもらっているなぁ…」と喜びを感じます。

Matsumoto
松本 清一
福岡県遠賀郡岡垣町出身
角が立つほど美しく細やかに土を掘る理由
前職では20年間、山の中や採石場で大型重機に乗っていました。自分の存在を米粒くらいに感じる大規模な現場から一転、縁あって住宅の外構工事に携わらせていただいています。基礎工事ではよくユンボを使います。土を力強く掘るユンボですが、前職で40トン級に乗っていた身からすると外構工事はとても繊細。数センチ単位を削る作業はそれまで経験がなく、最初は苦戦しました。でも、その難しさが面白くなり、今では正確さに加えて見た目もこだわっています。ブロック塀の基礎を作るときも土が直角に立つぐらいキレイに掘り、満足がいくと嬉しくて写真を撮ることも。土工は現場に最初に入る職人なので、工期を守り、しっかり次につなげたい意識があります。キレイに掘った土は表に出る美しさではないですが、次に入る職人に気持ちよく仕事をつなぎたいという私なりのこだわりです。

Asoshina
阿蘇品 遼太
福岡県久留米市出身
現場はチームプレイ、明かりを灯し最高の仕上げに
電気といえば理数系のイメージですが私は苦手。前職は街の電気屋でエアコンや家電の取り付け工事をしていましたが最初は基本も分かりませんでした。でも、自分の配線で電化製品が動き、照明が灯るのがどんどん面白くなって電気職人の道へ。今はカーポートや植栽の照明、エアコン室外機の着脱や移設が私の専門です。電気や空調まわりは新しい製品が次々に登場します。照明も華やかで面白いですね。例えば、バータイプで継ぎ目がないシームレスラインライト。外構で使われることも増えていて、先日カーポートの取り付け工事を担当しましたがダウンライトの明かりとは違う雰囲気ですごくカッコよかったです。電気職人はカーポートなら金物、植栽ライトなら造園と他の職人との連携も大切です。先輩方もみんな同じ気持ちだと思いますが、丁寧な仕事で職人のチームプレイに貢献したいです。

どんな現場も納めてしまう職人になりたい
金物職人として独立して3年。“自分の現場”という意識が良いプレッシャーでもあり、絶対にやり遂げるという情熱の源になっています。現場は判断の連続です。例えば「カーポートの屋根を高く設置してほしい」というご要望があるとき、工事自体は可能でも屋根が高すぎると雨を防ぎにくい弊害があったりもします。現場の条件から「こう設置するとこうなる」そんな職人目線での提案も私の役目だと思っています。そして、グランド工房は職人が提案しやすい環境です。高さや幅など数値が全て書き込まれた図面は案外少ないものですが、グランド工房の図面はいつも完璧。プランナーが現場を熟知しているから1言えば10理解してくれて提案に対する返答も的を射ているんです。これからも一つひとつの現場を大切に「楠さんなら何とかしてくれる」とどんな現場も納める職人になりたいです。

父に憧れて職人の道へ“ひと手間”のこだわり
左官工の父を見て育ち、同じ道を選びました。学生時代、休みのたびに現場に入れてもらっているうちに、「やりがいのある仕事だな、面白い」という気持ちが自然と芽生えていって。仕事をするうえで心がけているのは「もうひと手間を惜しまない」ことです。おそらくお客様は気がつかないような細かい部分、そこで手を抜かないこと、あとひと手間をかけること。担当した現場を後々通りかかったとき、客観的に見て「きれいだなぁ」と思えるような仕事をすることが自分なりのこだわりです。父もまだまだ現役で一緒に現場に入っており、最近では休日に私の長男がアルバイトに入ることも。親子3代、現場で黙々とがんばっています!

ハードな現場も勉強もすべては「好き」が原動力
雄大な日本アルプスを望む長野県で生まれ、いつも身近に自然がある環境で育ちました。将来何を自分の仕事にしようかと考えたとき、長く親しんできた緑にかかわる職人になろうと22歳で造園の道へ。最初は右も左も分かりませんし、どんな現場も夏は暑いし冬は寒い。20代の体力があってもハードでしたが、やっぱり面白かったんです。樹木や草花について見て触れながら一つずつ覚えていき、植物関係の専門書を探しに本屋へ向かうこともしばしば。汗をかいて技術を身につけながら職人も日々勉強なんですよね。それは15年経った今も変わりません。密かな自慢は、自宅の庭につくった小さな果樹園。ブドウやブルーベリー、みかんなどの果樹を育てて季節ごとの収穫を楽しんでいます。仕事で造園をやっているのに休日まで手入れをして、我ながら好きだよなぁと少し呆れます(笑)

特別な目標ではなく「当たり前」を大切にしたい
父がエクステリア金物の職人で、子どもの頃から「ついて来い」と言われるまま、よく現場に同行していました。子どもなので大した手伝いはできず、作業をじーっと見ているだけ。それでも父がなぜかお小遣いをくれるので、最初はそれ目当てだったように思います。そのおかげか、中学卒業後から父のもとで職人になり、気がつけば22年。今は独立し、すべてを自分で判断できる自由さと同時に、より一層の責任感、そして職人としての父の大きさを感じています。現場に入る前日は図面を隅々までチェックし、作業工程を頭に描くのが私のルーティーン。どれだけ詳細にイメージしても図面と現場は同じではないので、状況を見極めながら最善を尽くしていきます。そうやって一つひとつの現場で「当たり前のことを当たり前にやり続ける」こと。そんな姿勢を大切にする職人でありたいと思っています。

奥が深い仕事。だから、 むずかしくて面白い
父が左官の親方をしていたので弟子入りは自然な流れでした。でも、実際に現場に入ってみると大変さは想像以上。技術はもちろん、仕事には“現場を読む力”が求められます。下地の状態や湿度などに影響されて同じ季節でも今日と明日とでは塗った後の固まり方が違います。素材の仕上げ方も様々にあり、ときには生ものを扱うような繊細さが必要なことも。手前味噌ですが奥が深い仕事だなと今でも思うことが多いですね。さらに、グランド工房の仕事はデザインが凝っている分、むずかしい提案も多い。でも大変な現場ほど「イメージ通りです!」と言われると嬉しいんですよね。これからも現場を大切に、地道にがんばっていきたいです。

より効率的に美しく仕上げる秘策は手作り道具
高校卒業後から造園の道に入って38年。昔はベニカナメモチやカイヅカイブキなど生垣の手入れが多かったですが、今は株立ちの植栽や人工芝を敷く現場が主流になりました。洋風のお庭の中でもグランド工房の現場はやりがいがあります。ある現場では人工芝とシンボルツリーの境界に円形の見切りをつけたいというご要望で、しかし、市販の見切り材では曲線がなめらかにいかない。そこで見切り材の内側に鉄筋を入れることでキレイな円形に仕上げました。どうすればうまくいくか、考えながら試行錯誤するシーンが多いので達成感も大きいんですよ。現場それぞれで状況が違いますし、作業しやすい道具を自作することも結構あります。休日にホームセンターを巡って「これはあれに使えそうだな」と何を買うでもなしに考えながら。そういう意味ではいつも頭の隅に仕事がありますね。

一発勝負の現場で、夢に向かって腕を磨いて
設置作業の中でも特に難しいのが「加工」です。フェンス、カーポート、テラス、どれも既製品のままでピタリと収まることはほぼありません。現場ごとに細かい調整が必要で、その加工は一発勝負。やり直しはきかないので、何度経験しても緊張感があります。私は高校卒業後、エレベーターの設備や接客業などを経てこの道に入りました。当時は金物職人という存在さえ知りませんでしたが、今ではこの仕事に出会えて本当によかったと感じています。フェンスの直線ラインには絶対に妥協したくない、時間をかけても納得いく仕上がりにしたい、そんな意外な自分の性分にも仕事を通じて気づくことができました。奥が深い職人の世界、将来的には基礎から完成まで一貫して請け負える会社を目指しています。日々の現場を丁寧に収め、自分自身の技術も磨きながら、目標に向かって前進していきたいと思います。

Tokuyoshi
��吉 晴年
福岡県桂川町出身
仕事の誇りと喜びは 「あんたに任せてよかった」
左官工としてやっと一人前に仕事ができるようになった頃、「あんたにしてもらって良かったよ」とお客様にかけてもらったひと言が今も忘れられません。まだ10代で、人生で初めて自分の力が認められたようで誇らしく、心底うれしかった。あれから30年以上経ちますが、今も原点は変わりません。手作業の仕事には職人の腕が出ます。タイルが部分的に浮かないよう不陸調整をしたり、外壁に模様を描いたり、パッと見たら気づかないような細かい部分をいかに丁寧に仕上げるか。現場を大事にしていくことで技術だけではなく、センスも磨かれていくように思います。こだわりをもって仕上げた最後に「きれいになった、ありがとうね」。そんなお客様の言葉が新米だった頃と変わらず、今も最高のエネルギー源です。

美しく整いながらも自然の造形のような剪定を
高校は造園科でしたが、最初は興味がありませんでした。あるとき稼業が造園屋の友人にアルバイトに誘われて。その現場はとても立派なお屋敷だったんですが、庭木がうっそうと生い茂って視界を塞いでいました。それが、親方が剪定し終えると見違えるようにスッキリ。親方の腕がよかったのでしょうが、奥行きのある綺麗な仕上がりに私まで達成感を覚えて。その感動というか満足感が造園職人としての原点です。そこから早いもので20年。今も剪定作業は好きですね。職人それぞれにこだわりがあると思いますが、私は「切りたて」を感じさせない自然さと、それでいて全体のかたちが美しくバランス良く整った仕上がりを追求しています。昨年から独立させてもらい、また新たな道を進んでいるような新鮮な気持ちです。いつまでも初心を忘れず謙虚に仕事に向き合っていたいです。

大事なのは間違えないこと。だから慣れでやらない
職人の道に入り、最初の10年間は集合住宅のベランダなど、アルミ製手すりの取り付け工事を専門にしていました。現在はフェンスや門扉、オーニング(可動式の日よけ)、サンルームやテラスなど外構の金物工事全般を担当しています。 カーポートなど重量のあるものでは、梁だけで100kgを超える部材を扱うこともあります。まずは安全に運ぶこと。そして、現場ごとに加工や調整をしながら取り付けます。既製サイズが合う現場ばかりではないので、寸法を測り、必要に応じて部材を切り詰めますが、間違えたり傷を付けたりすればやり直しはききません。緊張感はすごくあります。力仕事でありながら、細かい仕事でもある。同じ商品でも取り付ける職人によって仕上がりのきれいさが変わるから、こだわりたいんですよね。 金物工事は扱う製品の種類がとにかく多く、新しいものも次々に出ます。1つのメーカーだけでも商品カタログは3000ページにも及び、正直にいうと多すぎてちょっとイヤになるぐらいです(笑)。いまだに初めて取り扱うものが出てきますから。だから、慣れでやらず、必ず毎回施工書を見る。一つひとつの現場にそんなふうに向き合いながら、職人として腕を磨いていきたいです。

Yoshikuni
吉國 兼一郎
宮崎県宮崎市出身
お客様との会話から生まれる 本音の理想を叶えたい
寡黙でシャイな職人も多いですが私は真逆、人が大好きです。現場でお客様と話していると本音を聞けることも多く「この階段があと1段あればねぇ…」「スロープだと歩きやすいんだけど…」そんな声を拾うと「じゃあそうしましょう」と言わずにいられない。プランナーとも確認し、デザインを変更することもあります。決まった納期の中で求められること以上のものを提案して現場を納めるには腕が早いことが第一条件。そこには自信があります。職人になって38年ですが次々に新しい材料が出るし、デザインの流行も変わる。だから何年やっていても飽きないし、面白いんだと思います。見たものから仕事のアイデアが浮かぶことも多く、休日はお城や博物館へ。先日行った姫路城は予想以上の白さが衝撃的でした!

お客様の笑顔と共に、自慢の現場がまた一つ
「体を動かす仕事が好きだな」と高校の実習先で感じ、そのまま雇ってもらったのが職人のはじまりでした。そこから経験を重ね、気づけば造園・土工・左官・金物と様々な工程を請け負えるように。基礎から完成まで担当できる良さは、やはり達成感だと思います。長い工事を終えて完成したお庭を引き渡すと、お客様が本当に喜んでくださって。その笑顔に頑張ってよかったと心から思います。難しかった現場では「ちょっと写真いいですか」とスマホで記録を残すことも。あとで「これ自分が全部やったよ」と職人仲間にちょっと自慢したりして(笑)。昨年、自分でも家を建てましたが外構はまだ手つかずです。幼い娘と息子の子育てで手いっぱいなこともありますが、仕事で素敵なお庭を見すぎて「あれもいい、これもいい」と迷ってばかりで。しばらくは、まっさらの庭でもいいのかもしれません(笑)

完成を見たお客さまの笑顔が次への力になる
中学卒業後、住宅建材の販売会社に入り、10年ほど窓サッシの取り付けやウッドデッキの設置工事を経験しました。両親が職人だったこともあり、自分もいつかはという思いから28歳で独立。現在はエクステリアの金物工事全般を手掛けています。 金物工事は商品の種類が多く、同じような工事でもメーカーによって施工方法が違い、現場ごとの条件にも対応しなければなりません。事前準備が大事なのですが、その点、グランド工房では現場の写真や図面、パースなどがアプリで共有されるのでイメージがしやすく、必要な道具や段取りを整えて現場に入ることができます。大きな工事も実際は細かい作業が多いですし、私自身もきっちり仕上げたい性格なのでありがたいです。フェンス、カーポート、金物工事のすべてに共通しますが、完成するとお庭全体の雰囲気が変わる、それがこの仕事の魅力だと思います。達成感もありますが、完成を見たお客さまが喜んでくださるのを見るとうれしくなる。また次も頑張ろうという気持ちになります。 うちは父だけでなく母も現役の職人なので、家族が集まると仕事の話になることもあります。職人仲間であり、良きライバルでもありますが、本音を言えば「自分の方が上にいく」と思っています(笑)。今後は金物工事だけでなく、ブロック積みや土間工事などにも挑戦し、外構工事全体を任せてもらえる職人を目指していきたいと思っています。

喜んでくれる祖母の笑顔に誇りを感じて
この仕事で常に気がかりなのは天候です。自分が遅れると全体の納期に響くので長雨でもカッパを着て作業したり、スケジュールを工夫します。造園ならではの難題は、ハチ。長く放置された新規の現場には、たいていハチの巣があるんです。作業があるのでハチ用の防護服や手袋をするわけにもいかず、気をつけていても刺されて、グローブのように手がパンパンに腫れ上がることも。大変なことは少なくありませんが、やりがいはそれ以上です。今は祖母の庭も自分が手入れをしていますが、季節になるとしだれ梅が見事に花をつけて。さるすべり、もみじ、さざんかとの季節の移ろいが考えられた庭だったことに職人になって初めて気がつきました。庭に立ち、「あんたが来てくれるごとになってからよか〜」と嬉しそうに話す祖母を見るたび、この道に進んでよかった、これからも頑張ろうと心から思います。

優れたグッドデザインに たしかな施工で応えたい
職人歴は24年ですが、グランド工房の現場はまだ1年くらい。今まで経験した現場に比べてとにかくデザインがすごい、アイデアの発想力に驚かされます。壁の作り方ひとつをみても、ただ整えてきれいに積めばいいという現場はほとんどありません。例えば、厚みの違うブロックを組み合わせて凹凸の細工を施し、さらにそこにタイルを張ったり。こういう提案があるのか!と、仕事を進めながら私も完成が楽しみになるくらいです。いろんな庭を見るのが好きで、普段行かない地域を通るとセンスの良い外構に目がいきます。先日も黒・白・グレーのシンプルな壁にポイントで原色を配した外壁を見つけ、「うまいなぁ」と感心しました。長く左官工をしていても、新しいものがどんどん出てきますから面白いですね。

父の背中を追い左官工へ 親子ゲンカは元気のしるし
左官工の父の背中を見て育ち、高校を卒業後、18才で父のもとへ弟子入りしました。親子とはいえ、父も職人。理屈なんて教えてくれるはずもなく、仕事は見よう見まねで覚えました。私が入った当時、足場は鉄骨ではなく杉の丸太で組んでいたんですよ。あれから32年、左官の仕事もずいぶん変わりましたが、実は現在も父と一緒に現場に入っています。主導権は私が握っていますが、76才の父もまだまだ現役。意見が合わず時々ケンカになることも(笑)。それでも「体が動くうちは…」と気丈に現場に立つ父の背中を見ていられるのは幸せなことです。父の孫にあたる私の息子は今年18才。今のところ左官に興味はなさそうです(笑)。でも、私同様、自分の好きな仕事を見つけてくれたらそれでいいと思っています。

四十年の歳月・経験が私の財産です
私たち左官はブロックやタイル、コンクリートを扱い、門、外堀、花壇、テラスやガレージを造ります。最近の天気は変わりやすく、日によってコンクリートの乾き具合が違うので、経験が頼りです。この仕事で、もう四十年になりますが、昔より品質を求められるし、材料も限りなく増えました。新しい材料をうまく表現して、お客様やプランナーさんの求めている物が出来上がった時は「ヤッタゼ!」って感じですよ(笑)。
自分が納得のいく仕事をしたいので、プランナーさんに頼んでやり直すこともたまにあります(笑)。
私もプランナーさんも、もちろんお客様もにっこり満足の仕事をまだまだ何十年も続けたいですね。

美しい曲線の設計に感動 困難なオーダーほど腕が鳴る!
家が貧しく、とにかく働こうと中卒で職人の道に進みました。若い頃は大掛かりな現場が多く、橋梁、トンネル、工場、マンション…多種多様の現場で腕を磨き続ける日々でした。そんな私がグランド工房の現場に入らせてもらったのは10年程前。ほかで見たことのない提案力と綿密な設計は、それまで四角四面の現場ばかりやってきた私にとって衝撃でした。曲線を使ったデザインの美しさ、それを活かす樹木や照明とのバランスも絶妙。オーダーが困難なほど、どうすればお客様の理想を叶えられるか、これまでの経験を引っ張り出し思案することにワクワクしている自分に気づいたのを覚えています。できない理由ではなく、どうすればできるかを考える。生涯修行の思いと、その思いを抱かせてくれる現場に感謝しています。

小さな娘の存在が大きな励み 何でもこなすオールラウンダー
父の後を継ぎ、18歳で職人になりました。当時はまだ日本家屋が多く、左官の仕事も台所や風呂場、トイレのタイル貼り、和室の壁塗りなど家屋の中が主流でした。仕事場が内装から外構に切り替わったのは10年くらい前からです。外構工事はブロック積みから砂利やタイル敷き、門扉づくりまでバリエーションの幅が広く「何でもできること」が求められます。まずは得手不得手のないオールラウンダーでありたい、そして、職人の誇りとして仕上がりへのこだわりも捨てられません。定年のない身ですから「生涯現役」の気持ちで仕事を続けていきたいです。私事ですが、子どもがまだ2歳。小さな彼女の存在が、10年、20年先を見据えた節制と体力維持の源であり、日々の仕事をするうえでの大きな励みになっています。

セメントは生き物。機械化できない技術の奥深さ
左官は砂とセメントを使ってゼロの状態からものを造ります。石の配置や壁の塗りなど結果が見える部分はもちろん、作業工程も判断の連続です。モルタルやコンクリートの乾き時間は季節や場所、その日の気温や湿度などで様子が違い、僕は〈セメントは生き物〉だと思っているんです。快晴だけど湿度が高くて場所が日陰など条件の組み合わせから乾き時間が読めるようになると、粘度を少し緩めにして他の作業が終わる頃にちょうど乾き上がるようにしよう、といった段取りも組めるようになります。壁を擦る機械など左官仕事を代行する機械が出てきても、なかなか浸透しないのは機械の精度が職人の腕に満たないからじゃないかと思うんです。この道で18年、僕は今も現場が好きです。早い・キレイ・強い仕上がりを探求しながら、次の世代に左官の仕事と技術を伝えていきたいと思っています。

面白くて大変で面白い、親子4代で継ぐ職人バトン
祖父が大工、父が設計、2人の兄も職人で自分も子どもの頃から職人が憧れでした。職人は何年やっても“これで十分”というゴールがありません。壁塗りひとつでも技量は青天井。この道で27年になりますが、凹凸のないピタッと吸い付くような壁塗りを見ると今も惚れ惚れして気持ちをかき立てられます。時代の流れでトレンドが変わったり、新しい材料が出てきたり、同じことの繰り返しだけで優れた職人になれるわけではないところも面白くて大変で、やっぱり面白い。現場に入ると今もわくわくします。父と祖父を見て私は職人を目指しましたが、実は今、19歳になる息子が一緒に現場に入っています。小学生の頃から「お父さんの仕事を継ぐ」と言っていましたが、本当にこの道に入ってくれて。技術を磨き続ける目標に加えて、それを息子に伝えるという目標をもらいとても有難いことです。

全く同じは二度とない、仕上がりは一発勝負
左官仕事は仕上がりが一発勝負です。洗い出し、塗り仕上げ、同じ材料を使って同じ職人が作っても同じ柄はもう二度と出てきません。感性と自分の目を信じる、それが難しくて面白いところだと思います。私は昔からものづくりが好きで、以前は型枠の職人でした。型枠と左官の技術を使って、漆喰と瓦ぶきの和風建築の犬小屋や浮力を計算して図面から船を作ったこともあります。それは趣味の話ですが、現場でもお客様が「笠木でいいものがない」とお困りだったので型枠から笠木を手作りしたことがありました。仕上がりを見たお客様が「鬼塚さん以外にはもう頼めない、増設のときは指名する」と大変喜んでくださったのが今も忘れられません。現場は常に図面通りとはいきません。ですが、その時々で判断しながら技術と感性で理想を叶えるお手伝いをしていきたいです。

「教えてやる」父が残してくれた絆に支えられて
20代の頃、どうしても欲しい車があり「会社員より稼げるはず」とサラリーマンから職人の道へ。父が外構職人で、子供の頃は「職人にはなりたくない」と思っていたのに不思議なものです。ところが2年も経たないうちに、親方だった父が急逝。私はまだブロックもろくに積めない半人前でした。困っていた私に「教えてやるから続けてみろ」と手を差し伸べてくれたのが、父の職人仲間でした。今の私があるのは、あの時の先輩方のおかげです。あれから32年。この仕事の面白さは何もないところに技術で形をつくっていくところだと思います。現場を納めるたび「やったな」と自然に満足感が湧いてくる。その積み重ねが今の自信につながっています。スポーツカーに憧れて職人になりましたが、今の一番の相棒は仕事で使うトラック。お客様に失礼がないよう、週に一度の洗車も欠かしません。

絶対に手は止めない、いまも現場は真剣勝負
「何か技術を身に付けたい」と職人の世界に飛び込んだのが20代前半。それから30年、外構一筋でやってきました。昔は宅地造成のような大規模な現場も多く、何千本というブロックを積むこともありました。現場を早くきれいに納めたいという気持ちは、職人は皆同じ。そこで「誰が一番きれいに、数多く積めるか」と毎日競い合うように。楽しくもあり、お互いを少しライバル視することで基礎的な技術が自然と磨かれていったのかもしれません。どれだけ経験を重ねても現場はいつも真剣勝負、特に真夏の土間打ちは緊張感が段違いです。夏場の生コンはあっという間に固まってしまうので、朝打ち始めたら午前中いっぱいノンストップ。たとえ暑さで体力の限界が来ても絶対に手は止めない、そんな思いで現場に臨みます。無事に仕上がった瞬間は達成感と安堵で、今でも心からホッとします。

器用貧乏でもいい。信念ある仕事をしていきたい
父も祖父も職人だったので大学卒業後は迷うことなく同じ道に進みました。ブロック積みから土間打ち、フェンスの設置まで一貫して自社で引き受けているため、工程の時間調整がしやすいのは大きな強みです。お庭によって状況はさまざまなので、時間をかけたい工程も現場によって異なります。たとえば、高さを合わせるのが難しい場合はその工程にしっかり時間を取ります。もちろんスピードは大切ですが、慎重に進めるべきポイントを確実に収めることをより大事に考えています。職人仲間からはよく「器用貧乏」と言われますし、自分でもその通りだと思っています(笑)。でも、何もなかったお庭を一つひとつ形にしていく達成感、そして、完成したお庭を引き渡したときの「きれいになったね!」と喜んでくださるお客様の表情を見られること。それが、私にとって仕事の何よりの醍醐味だと思っています。

Shirasaka
白坂 忠次
福岡県北九州市出身
自分の中で納得できる仕事を、一つひとつ
中学卒業後にタイル職人として修業を始め、その後は左官工として、木造住宅、テナント、マンションと、それぞれ特色の異なる現場で経験を積みました。独立まで14年、様々な現場での経験が今の仕事の土台になっています。新しい塗り剤が出てきても、よく見ると昔ながらの建材に似ていることが多いです。旧建材との違いは、たとえばボンドが入っていることで膜を張りやすかったり、乾きが違ったり。その辺の具合を見極めながら施工することでうまくいきます。技術は経験の応用、というのが私の実感です。 現場では技術だけでなく、その前後の配慮も含めて仕事だと考えています。特にリフォームの現場はお客様が生活されている中で工事を行います。安全通路を確保し、車の止め方や資材の置き場所に気を配ること。限られた作業スペースで安全に効率よく動けるように段取りをすること。すべて当たり前のことですが、当たり前がきちんとできる職人は結局仕上がりもきれいです。お客様は安い費用で工事を依頼されるわけではありません。その期待に見合う仕事を納めていきたいと思っています。

細かい仕事が好き。だから、この仕事が面白い
自分は細かい作業が好きだから、この仕事を楽しめるんじゃないか――初めて現場に入った時に感じたことが職人を目指すきっかけでした。外構工事はミリ単位の作業の連続です。1ミリずれると他もずれ始め、結果おさまらなくなります。全身を使う屋外作業ですが、実際にしている仕事はとても繊細だと感じます。たとえば、フェンスの位置や高さを決めるときには水糸と呼ばれる糸を張りますが、最初の頃はこの糸の結び方に苦労しました。親方に手本を見せてもらっても、いろんな結び方があり、見ているだけではよく分からない。「わかりました!」と返事をしながら、家に帰って何度も練習しました(笑)。 細かい作業が多い仕事だからこそ、大切にしているのが確認作業です。寸法を確認し、手を動かして確認し、離れて見て全体を確認し、それを繰り返す。そんな一つひとつを丁寧に積み重ねることが、精度の高い仕上がりにつながると考えています。まわりを見ても、腕のいい先輩職人は皆、道具の置き方ひとつから丁寧です。私自身も日々の仕事を一つずつしっかりと積み上げて、いつか仕事ぶりを目標にされるような職人になりたいです。

何年後に見ても「いい仕事をしている」と思いたい
18歳で左官職人の道に入り、ビルや店舗の改修工事、木造住宅など様々な現場を経験し、グランド工房でお庭の外構工事に携わって15年が経ちました。左官仕事は手わざも奥深いですが、実はそれと同じくらい、現場判断や状況への反応力が腕の違いだと思っています。同じ材料を使っても、天気や気温、湿度、日の当たり具合など、その現場の条件にいかに合わせられるかで仕上がりが変わります。材料を混ぜる作業一つ取っても、分量通りならうまくいくとも限りません。たとえば、夏場はホースに残った水が熱くなっているので一度熱い水を抜く、外気で熱されたスコップを冷ましてから使う、材料の温度管理にはそうした一つひとつが関係します。誰に教わるでもなく、経験の中で原因を考えて自分なりのやり方を見つけていく、その積み重ねが左官の技術だと思っています。自己満足かもしれませんが、自分がいただいた現場は一生残るような品質で納めたいですから。実際、自分が工事をした現場を通りかかると、何年経っていても「いい仕事をしているなぁ」と思うんです(笑)。ずっとこの仕事を続けてきて、今自分でそう思える仕事をできていることも喜びです。
●積み上げてきた技術、本音を言えば息子にも教えたくない
今は息子にも仕事を教える立場になりましたが、口出しは最低限にとどめています。本人なりの技術を磨いてほしいという思いもありますが、必死で身に付けてきた技術を簡単には教えたくない、それも同じ職人としての本音です。もちろん、ゆくゆくは全部渡していくのも私の役目だと分かっていますが、今は余計なことをいわず見守っています。
これからも、一つひとつの現場に誠実に向き合い、変わらない品質で仕事を納め続けていきたいと思っています。

人に好かれる仕事がいい仕事になる
一級建築士であり大工だった父の影響で、幼い頃から建築の仕事が身近でした。大工道具で遊び、現場でユンボに乗せてもらったこともよく覚えています。そんな大好きだった父を中学3年で亡くし、大工の道へ入ったのが今の仕事の原点です。 大工、溶接・土木工事とさまざまな現場を経験させてもらい、30歳で独立。それまで一般住宅の外構工事はほとんど経験がなかったため、最初は調べてはやってみてまた調べる、その繰り返しでした。現場ではいつも「自分が施主様だったら」という気持ちで自分の仕事を見るので、仕上がりに納得できなければ最初からやり直すこともありました。そんなお客さま目線は、今も変わりません。 昔からのモットーは、お客さま、近隣の皆さま、一緒に仕事をする皆さん、とにかく「人に好かれる仕事をすること」です。人に好かれないと、いい仕事はできません。だからこそ、見た目のきれいな仕上がりはもちろん、完成後には見えなくなる部分にも妥協はできません。見えない部分を丁寧に施工しておけば、簡単には壊れず、長く安心して使っていただけるからです。家に帰ってから気になるような納め方はしないと心に決めています。現場で心残りがあると、気になって本当に眠れなくなってしまうんですよ(笑)。
●思わず見に行きたくなる現場を一つずつ
思いを込めて手掛けるからこそ、お客さまが喜んでくださるのが本当にうれしいです。私自身も、何年経っても近くを通りかかると「いい現場だったなぁ」と思わず見に行きたくなることがあります。そんな瞬間に、この仕事をやっていてよかったと心から思います。
