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2021/03/08 / 住まいの雑学 お庭 樹木・植物・メンテナンス おうち時間

冬の凍結対策:水道管・屋外蛇口を守る3つの方法と万一の対処法

近年、異常気象による寒波の影響で、水道管や屋外の蛇口が凍結し、破裂する被害が増えています。特に寒冷地や雪の少ない地域でも油断は禁物です。この記事では、冬の寒さから水道設備を守るための3つの凍結防止策と、万が一凍結や破裂が起きた際の対処法をご紹介します。

1.水道管凍結の防止方法

寒さで凍えそうな冬の間に、雪が降った時、時折耳にするのが、水道管の凍結や破裂です。気温が下がるときは、水道管の凍結・破裂にご注意ください。

水道管の凍結防止方法その① 水抜きをする

水道管の凍結防止方法その① 水抜きをする

そもそも、水道管の中に水がなければ凍結しません。
水道管の中の水が凍ってしまう前に、中の水を全て抜くことで凍結を防ぐことができます。

この水抜きをするためには、水抜栓という装置が必要です。
水抜栓は、水道管の中にある水を地中の水が凍らない深さまで排出することによって、水道管の凍結を防止します。

水抜きの方法は水抜栓のハンドルを閉じ、蛇口を全て開けるだけです。
蛇口から水が出なくなったら蛇口を閉めておきましょう。

また、水を使うときは蛇口を閉めた状態で水抜栓を開けば再び水が出るようになります。

普通の立水栓の水道管に水抜栓を設置することが多いですが、
立水栓自体に水抜栓が初めから付いているタイプの立水栓もあります。

すでに普通の立水栓が付いていて、後から水抜き機能をつけたい場合は、
水抜栓を追加するか、立水栓本体を水抜栓付きのものに交換することもできます。

水道管の凍結防止方法その② 保温する

保温する

水道管内の温度が下がると中の水も凍ってしまうので、水道管を保温して凍結を防止する方法です。
家にあるもので行う場合は、水道管に古いタオルなどの布を巻きつけてビニルテープなどで止めます。
雨や雪が降っても取れないように水に強いテープを使うか、上からビニール袋をかぶせて濡れないようにしておくと安心です。

専用のものを用意したい場合は、水道管用の保温チューブもあります。
ホームセンターなどで手に入ります。

特に外にむき出しになっている水道管や水道メーターは凍結しやすいのでしっかり保温することをおすすめします。

水道管の凍結防止方法その③ 水を出し続ける

水を出し続ける

ひたすら水を流して凍りにくくする方法です。
水を流す量はぽたぽた…と水が途切れない程度で大丈夫です。

気温が氷点下になる前に水は流し始めた方がいいです。
特に気温が下がりやすい夜は水を使うこともなく凍結しやすいので、寝る前に水を出しておきましょう。

この方法は道具も前準備も必要なく手軽にできますが、
水道代もかかり水がもったいないというデメリットもあります。
さらに、気温がとても下がりすぎるとこの方法では凍結を防げないことも多くあります。
この方法をとる場合は室内の蛇口での対策としてがいいかもしれません。

気温は地域差がありますので、氷点下になることの多い地域は水抜栓の設置を、
そうでない地域でも大寒波でかなり気温が低くなることが予想されるときは水道管の保温もしっかり行いましょう。

2.もし、水道管が凍結してしまったら

水道管や蛇口が凍結したときは、ぬるめのお湯をかけるか、タオルなどをあてた上からお湯を少しづつかけて、溶かしてください。
水道管が急激に膨張して、破損するおそれがありますので、熱湯を直接一気にかけないようにしてください。

3.もし、水道管が破裂したら…

水道管が破裂してしまったら、まず水道の元栓を閉めてください。元栓は、量水器・水道メーターの近くにあります。その後、お近くの水道工事店か水道局に連絡をしてください。

4.まとめ

冬の寒さによる水道管や蛇口の凍結は、生活に大きな支障をきたす可能性があります。水抜き、保温、水の流し続けなどの対策を講じることで、凍結を未然に防ぐことができます。また、万が一凍結や破裂が発生した場合も、適切な対処を行うことで被害を最小限に抑えることができます。寒波が予想される際は、早めの準備と対策を心がけましょう。

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