グランド工房

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2019/11/19 / お庭

お庭のプロに聞いた、雑草対策のオススメ施工

お庭のプロに聞いた、お庭のご相談で一番多いのは、ウッドデッキも、テラス屋根でも、芝生敷きでもなく、【雑草対草】なんです。一言に雑草対草と言っても、家々のご相談はバラバラ。

『昨年、新築したけど戸建てがこんなに雑草が大変だなんて。。。』
『父が庭の手入れをしていたけど、今は誰も手入れする人がいない。。。』
『芝生で10年楽しんだけど、子供も大きくなって、もう手入れが少ない庭にしたい。。。』
そんな多種多様にわたる、雑草対策のご相談に、どんな提案がオススメなのかプロがご紹介します。

定番はこれ!【防草シート+砂利敷き】の最強セット。

最も、雑草対策として施工数の多いのは、防草シートと砂利敷きのセット、と言い切っても過言ではないと思います。

なぜ人気かというと

①費用がリーズナブル。
雑草対策でコンクリートで固める工事もよくやりますが、砂利敷きの費用はコンクリートの3分の1以下になることが多いです。

②施工期間が短い。
通常の戸建てのお庭の場合は、大体2日~3日あれば工事が終わります。

③後で、砂利敷きは撤去しやすい。

もし、後でやっぱり花壇が欲しい!と思っても、砂利と防草シートはすぐに撤去することが出来ます。注意してほしいことは、砂利敷きも完璧な防草にはならないので、ブロック際から雑草が生えてきたり、雑草のタネが飛んできて砂利の中の僅かな土から生えてきたりします。完全ではないですが、手入れがぐんと楽になります。

ここで非常に大切なことが、防草シートの品質。これを失敗すると、シートは数年で劣化して、普通に雑草が生えてくる砂利敷きになっていまいます。シートは厚手で光と通しにくいものを選びましょう!

【コンクリート土間】ですっきり!メンテナンス楽々。

防草シートと砂利敷きよりも、手入れがグンと楽になるのは、もう固めてしまうことです。要はコンクリートですっきり固めてしまいます。

メリットとしては

①雑草が生えてこない。
時々見かける、アスファルトから生えている雑草のように、すこしの隙間と土があれば生えてくる強靭な雑草を除いては、普通は生えてきません。

②コンクリート土間の上に物が置ける。
平らなので、ごみ箱を置いたりちょっとお庭で使う掃除道具を置いたりしやすいです。

③歩きやすい。
砂利の上は、ヒールの靴だとやや歩きにくいですが、コンクリート土間はスムーズに移動できますね。コンクリート土間の注意点としては、水はけの計画をしっかりしておくこと。

砂利は雨水が浸透して自然排水が可能ですが、コンクリート土間の場合は、雨水マスといって、雨水を集水するマスに向けてしっかり勾配をとってあげましょう。

大雨のときは、一時的にお庭に水たまりは出来ますが、排水計画がしっかりされていると、排水スピードが上がりますよ。雨水マスが無い、少ない時は増設することも可能です。

【人工芝】で見た目よくローメンテナンスのお庭に。

最近、とても人気が出ているのが人工芝貼り。ひと昔前は、見てすぐ人工芝!と分かる商品ばかりでしたが、いまの人工芝は毛足も長く、枯れた葉まで再現していて、パッとみて人工とは分かりません。

人工芝の良い所は

①素材がやわらかいので、お子さんやワンちゃんにもオススメ。
駆け回って、ころんでもケガをしにくい素材って貴重ですよね。

②年中、緑。
人工芝なので、通常の芝生と違って冬に枯れる(休眠期)ことはありません。常に青々しい緑は、お庭もパッと明るくしてくれます。

③施工期間が短い。
防草シートと同じ要領で、現状の土を整地したらロール状の人工芝を転がしながら張っていきます。工事の音もほぼ無いので、工事中に近所迷惑にもなりません。

人工芝には耐久年数があります。商品によって変わりますが、高品質なもので約10年ほどです。

また、雑草が生えやすい環境の場合は、人工芝の下に防草シートを張ると安心です。綺麗に仕上げるポイントとして地面の凹凸を無くし、整地をしっかり行うことで人工芝の仕上がりもキレイになります。

【もっとオシャレに】

以上の素材を組み合わせたり、またコンクリート土間の上に自然石やタイルを張ったりすることで、デザイン性のあるオシャレなお庭になっていきます。

【番外編】

雑草対策は、業者に頼まず自分でやりたい!という方は、
・除草剤の散布。
・バークチップ、ウッドチップを敷く。
がホームセンターで手に入るものでしょう。

水をかけて固まる土や、インターロッキングを敷き詰められる方もいらっしゃいますが、かなりの労力が必要なので事前に施工方法を調べて、計画されることをオススメします。

最後に、お庭がある家に住んでいるなら、雑草対策に追われるのではなくBBQやプール、菜園など思いっきりお庭を楽しみたいですよね。

少しでもメンテナンスを楽にして、ぜひ日常で使えるお庭に。

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