新築で後悔しないために！外構計画で押さえるべき4つのポイント - GardenJournalGarden journal

2022/09/23　/　外構お庭

新築で後悔しないために！外構計画で押さえるべき4つのポイント

１．プライバシー対策
２．物干しスペース
３．門まわりの位置
　①門塀の位置
　②ポスト・インターホンの位置
４．照明
５．まとめ

新築住宅の計画中、室内の間取りや設備に目が行きがちですが、外構計画も同様に重要です。外構は住まいの第一印象を決め、日々の暮らしやすさにも直結します。本記事では、新築時に計画しておくべき外構の4つのポイントをご紹介します。

１．プライバシー対策

プライバシー対策

リビングに光が入るように南向きに大きな窓を計画することが多いですよね。その窓から見た景色はどうでしょう？お隣や道路からの視線が気になったり、目の前が駐車場で車しか見えないような状態にはなりませんか？

リビングに限らず、ご新築時に注意したいのが『窓の先に見える景色』。
間取りの変更が可能であれば、窓の位置や大きさを変えることで解決する場合もありますし、外構ではじめからプライバシー対策のフェンスや壁、植栽などを計画しておくことで、住み始めてもストレスなくくつろげる空間になります。

とりあえず境界ブロックの上にはメッシュフェンス！ではなく、必要な場所に必要な高さ、種類の商品をはじめから選んでおくと無駄がないですね。

プライバシー対策

▲室内から見た景色もフェンスや植栽があることで眺めて癒される空間になります。

２．物干しスペース

物干しスペース

最近はランドリールームを設けるお家も多いですが、洗濯物は外で干す予定という方も多いはず。お家から洗濯物を干す場所への動線はいかがでしょうか？ウッドデッキやタイルテラスなどを作ると、家からの大きな段差なく、スムーズに洗濯物を運ぶことができます。広さをある程度設けることで、布団干しや置き型の洗濯物干しも置けるスペースになるので便利ですよ。洗濯物が周囲から丸見えにならないように、気になる部分にフェンスやパネルなどをつけたり、お庭の低い位置で干したい場合は、階段でお庭へ下りる動線を作り、低い位置でテラスを作るのもいいですね。

物干しスペース

毎日のように干したり取り入れたりする作業を考えると、洗濯物を抱えてスムーズに動ける動線はとても大切です。軒の出が少ない場合は、テラス屋根をつけると雨の降りこみを抑えたり、室内に入る日射しを和らげる効果もあるのでおすすめです。

３．門まわりの位置

インターホン、表札、ポストなどの門まわりをどこに設置するか。玄関の外壁にすべて集約される方もいらっしゃいますが、設置する場所をひと工夫するだけで、より暮らしやすくなる場合があります。

門まわりの位置

　①門塀の位置

玄関ドアを開けると目の前が道路という環境の方も多いのではないでしょうか。小さなお子さんがいらっしゃるお家の方は、お子さんの急な飛び出しに注意する必要がありますよね。門扉やブロック・フェンスなどでしっかり家を囲うクローズ外構にしたり、完全なクローズ外構にしなくても、道路まで一直線ではないアプローチにすることで、急な飛び出しを防ぐことができる可能性があります。例えば上の写真は道路側にフェンス、玄関の前に門塀を設けて、フェンスと門塀の間を通るようアプローチを曲げて道路までの距離を作っています。また、玄関の正面に壁を設けることで、玄関ドアを開けた時に室内が丸見えになることも防げます。

　②ポスト・インターホンの位置

ポスト・インターホンの位置は玄関近くか、手前に設けた門塀などに設置することが多いです。リビングの窓を横目に玄関へ向かう動線など家の中まで入ってきてほしくない場合は、玄関より手前にインターホンやポストを設置することで一度足を止めてもらうことができます。壁付けではなく独立で設置できるポスト・宅配BOXもあるので、門塀から玄関まで距離がある場合は玄関近くにポストを設置すると、重い荷物や雨の日でも郵便の受け取りが楽になります。宅配便を多く利用する方は、宅配BOXがあると不在時でも荷物を受け取れるので便利ですよ。

ポスト・インターホンの位置