2025/06/20 / 外構
高さもデザインも自由に!注目の『グランドアートウォール』とは?

目次
日本は、地震や台風などの自然災害が比較的多い地域と言われています。
地震後にコンクリートブロックが倒壊して人が巻き込まれ、二次災害となってしまったニュースも記憶に新しいですよね。
そんな中、外構で主流となっていたコンクリートブロックに比べ、より軽量で、高さやデザインの制限が柔軟化した商品として生み出されたのが『グランドアートウォール』です。
今回は、そんなグランドアートウォールの特徴やメリット、注意点について分かりやすくご紹介します。
1.グランドアートウォールとは?

グランドアートウォール(Ground Art Wall)は、通称GAWとも呼ばれています。
製品には特殊発泡素材を使用したことで、軽量化、柔軟な加工性を実現しています。
これにより「高さ」や「デザイン」を自由にカスタマイズすることができます。
ブロックの高さ制限を超える軽くて丈夫な塀のことです。
2.コンクリートブロック塀との安全性の比較

グランドアートウォールはコンクリートブロック塀に比べて約1/10程度の重さとなっています。
軽量化により、自然災害等が発生した際、倒壊時の危険性が軽減されるメリットがあります。
また、第三者機関による強度検証も実施済み。
風圧や耐震性もチェックされた安心設計になっています。
ブロック塀
老朽化や建築基準を満たしていないコンクリートブロックは震度6弱ほどで倒壊の恐れがあります。
築年数が経っていたり、ブロックにひびがあるなど、不安な場合はブロック塀診断士のいる業者に一度見てもらいましょう。
※ 国土交通省:ブロック塀等の安全確保対策 を見る
グランドアートウォール
メインとなる塀の部分は特殊発泡素材を使用していますが、基礎となる部分はブロック塀と変わらないコンクリート基礎に鉄筋を建て込んで施工されます。
強度検証では、最大震度7以上との結果も出ています。
※設置状況などによって変動があります。
3.コンクリートブロック塀との施工面の比較

コンクリートブロックの施工できる高さは建築基準法で2.2m以下と定められています。
その他にも、施工条件によって控え壁(バットレス)を作る必要があったり、基礎の大きさなど様々な基準があります。
安全性を保つために、デザインの幅としては多少制限を受ける部分もありました。
グランドアートウォールでは上記のような制限を超えた自由なデザインが実現可能になります。
一つはブロック塀では叶えられない高さ3mまでの施工が可能というポイントが魅力です。
また、本社工場での一貫生産体制の為、高品質・短納期を実現しスピード施工が可能です。
4.グランドアートウォールで出来ること
形状について

基本的にはブロック塀と仕組みは変わりませんので門塀としてポスト・表札・インターホンの設置、またそれに伴う電気類の配線も可能です。
発泡素材を生かしてアール加工・スリット加工の実現が可能です。
付属部材の設置について

グランドアートウォールの高さを生かしてシャッター・ファサードの門扉を取り付けることができ、高級感の演出が可能です。
仕上げ材について

ブロック積みと同じ仕上げが可能です。
グランドアートウォールの場合、特殊発泡パネルの上に特殊メッシュ・ベースコート・防水塗布を施します。
その上には塗り壁仕上げ・タイル仕上げなどサイディングを選ぶことができます。
メンテナンスについても従来のブロック塀と同じく仕上げ面によって塗り替え・タイルの貼り替えが必要になります。
5.グランドアートウォール採用の際に気をつけるポイント

グランドアートウォールの施工性は高いものとなっていますが設置を検討する前にいくつか気をつけておきたいポイントもあります。
①設置場所
施工業者によっては設置不可のケースも考えられますので一度相談してみましょう。
②両面の塗装が必要
現場で両面の塗装が難しい立地の場合には片面を工場で塗装したものを納品することもできます。
③納品場所
グランドアートウォールの材料はウィング車という8.5m×2.5mの大型トラックでの納品となります。
ご自宅への搬入経路を事前に確認してみましょう。
④土圧のかかる場所への設置
擁壁と違いパネル自体に土圧をかけることができない商品のため、土圧がかかる部分はブロック積みで対応できるか相談してみましょう。
6.まとめ

グランドアートウォールは、これまでのブロック塀やフェンスでは叶えにくかった高さ・デザイン・安全性を兼ね備えた頼もしい存在です。
施工前に気をつけたいポイントもありますが、専門の施工店に相談することで、理想の外構づくりがぐっと近づきますよ。
暮らしの安心感と、住まいの美しさを両立したい方におすすめのアイテムです。
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