グランド工房

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2022/02/17 / お庭

新築して5年、「もっと早くやっておけばよかった」お庭工事 BEST3

新築して5年、「もっと早くやっておけばよかった」と言われるお庭工事 BEST3

憧れのマイホームを建ててしばらく経つとお家の庭が意外と活用できていなかったり、使っていても何かに不便を感じたりすることに気付くことがあります。

そんな悩みを改善するために思い切ってお庭の工事をした方々からの、「もっと早くやっておけばよかった」と言われる工事BEST3を紹介します。

第1位…水はけ対策

水はけ対策

お庭がうまく使えない原因に水はけの悪さが関係していることが多くあります。

水はけの悪いお庭のデメリット
・雨が降ると水たまりができ、乾きにくい
・雑草が生えやすい
・芝生が根腐れをして枯れる
・庭に苔が生える(見た目が悪く、滑りやすい、取りにくい)

 

水はけが悪い原因の多くは2パターン
1つは土の透水性です。
お庭が赤土や粘土質の土の場合は土そのものの透水性が低く、地面に水が浸透しにくくなります。
このような土質の土地は珍しくなく、新興住宅地などでもあり得ます。

もう一つは地面の勾配です。
当たり前ですが、水は高いところから低いところへ流れます。
これはお庭でも同じで、お庭の地面が平らで勾配が取れていないとその場に雨水などが停留して水たまりのようになってしまいます。

 

お庭の水はけ対策

お庭の水はけ対策

①地面に勾配をつける

水はけに悩んだらまず試してほしい対策です。
実は雨水は土の中に浸透するより地面の表面に留まるほうが多いのです。
ということは、表面に留まる水をいかに排水するかが重要になります。

雨水マスや側溝などの水を集める場所に向かって緩やかな傾斜をつけて雨水がそこに流れるようにします。
方法は土を足したり、高い部分の土をスコップなどで削ったりします。
傾斜は1~2%程度が理想です。
敷地の広さ・条件により雨水桝を増やして対応することもあります。​

②暗渠排水(あんきょはいすい)

暗渠排水とは、地中に雨水を集めるパイプを埋め、敷地外に排水したり地中に浸透させる方法です。
一般の住宅のお庭で採用することは稀ですが、広いお庭の時はこちらの工法を採用することもあります。

【方法】
地中で水の通り道となるパイプ(水が入るように穴があいているパイプ)を埋めるための穴を掘る

パイプ内が土や砂でつまらないようにパイプ周りを砂利で覆う。
(透水シートなどを使うこともある)

パイプを埋める。
この時パイプ内の水が流れるように、1~2%の勾配をつけておく。
可能なら雨水マスや側溝につなげるとより排水がしやすい。

暗渠排水なら、最後に土を埋め戻すのでお庭の見た目も損なわず、仕上げに芝生を張ることも可能です。

③その他 よく聞く水はけ対策

水勾配をつけることと暗渠排水の他にも、水が溜まる場所に砂利を敷く方法や水はけの良い土に土壌改良する方法などをよく耳にします。

砂利を敷くのは水たまりを砂利で覆うので水が見えなくなるようになるだけで、砂利の下には水が溜まっています。
残念ながら根本的な解決にはならないのです。

また、土壌改良は効果はありますが、お庭全体の土を何十センチも掘って土を入れ替える必要があるので、なかなか大掛かりな工事になります。
さらに、上記にあるように透水性のある土になっても地面の表面を流れる水は無くならないので、水勾配をつけることは忘れないようにしましょう。

第2位…雨よけ・日よけ

雨除け 日除け 対策

雨よけ・日よけのないお庭のデメリット
・雨の日にお庭が使えない
・雨の日に洗濯物が干せない
(室内干しは場所によっては邪魔になったり、乾きにくく室内の湿気や嫌な匂いの原因に)
・直射日光で西日や夏の日差しが暑い
・家具や床が日焼けで変色する
・エアコン効率が悪くなる

 

日常の悩みに直結するようなデメリットが多くあります。

雨よけ・日よけ対策

テラス屋根を付ける

①テラス屋根をつける

雨よけといえばテラス屋根。
屋根の素材はポリカーボネート板やFRP(繊維強化プラスチック)ですが、素材の色や特徴もいくつか種類があります。
中でも、熱線カットタイプの屋根材を選ぶと雨だけでなく直射日光による暑さも軽減でき、真夏のエアコン効率もアップします。

また、テラス屋根の種類によってはオプションで日よけを付けることもできます。
さらに、ほとんどのテラス屋根が紫外線もカットできるので、雨よけのイメージが強いテラス屋根ですが、実は日よけとしても十分活躍するアイテムなのです。

 
 

オーニングを付ける

②オーニングをつける

オーニングとは、厚手のキャンバス生地でできた日よけです。
カフェのテラスなどについているものをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
オーニングは布製なので主に日よけとして使うものですが、
生地がしっかりしているので多少の雨なら防ぐこともできます。

テラス屋根と違って可動式なので、日の光を取り入れたい時や風が強い日は閉じることもでき、角度や出幅を調整して自由に日差しをコントロールすることもできます。

第3位…デッキ・タイルテラスを作る

ウッドデッキ・タイルテラスを作る

デッキやタイルテラスはお庭を持つ人の憧れですよね。
一見、おしゃれやガーデニングを楽しむための贅沢品のように思う方も多いですが、実は毎日の生活に関わる実用的な面も大きいです。

デッキ・タイルテラスのメリット
通常、室内の床とお庭には40~50センチ程度の段差があります。
この大きな段差は、室内からお庭への出入りの大きな障害となります。

ウッドデッキやタイルテラスがあれば、この室内とお庭との段差をなくすことができるのでお庭への出入りが楽になります。

たくさんの洗濯物や大きな布団を抱えて大きな段差を降りるのは大変ですが、
段差がなければとってもスムーズに家事もこなせます。

初めての一軒家を建てる場合は意外とイメージしにくい部分ですが、室内とお庭の段差があるのとないのとは便利さが大違いです。
デッキやテラスのおかげで気軽にお庭に出やすくなり、毎日のプチストレスを解消できたという声は多く聞こえます。

 

まとめ

新築して5年、「もっと早くやっておけばよかった」と言われるお庭工事 BEST3 まとめ

住む前まではイメージしにくいですが、住んでみると意外と「あれ?」と思うことが出てくるのはよくあることです。
素敵なガーデンライフを送るには、まず実用的なお悩みを解消することが第一歩です。
不便なところは早めに改善をして、お庭を有効活用しましょう。

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