2023/03/17 / お庭 おうち時間
北欧のスローライフに学ぶ お庭でのくつろぎスペースの作り方
世界幸福度ランキングの上位にランクインすることの多い北欧では、”スローライフ”といわれる無理のない精神的に余裕のある暮らし方が実践されています。趣味を堪能したり、大切な家族や友人たちと一緒に心安らぐ時間を過ごすことをとても大事にしています。一人時間も家族や友人と過ごす時間も居心地の良いお庭でのくつろぎスペースの作り方をお伝えします。
「コージーコーナー」とは北欧の住まいによく見られるちょっとしたくつろぎスペースのことです。
本を読んだり音楽を聴いたりゆるやかに家族とつながりながら、自分時間を楽しめるパーソナルな空間。
おすすめは適度に自然光が当たり 景色を楽しめる場所。
リビングにつながるウッドデッキなどのテラスにハンモックやファニチャーを置いてくつろいでみませんか? 光や風、鳥のさえずりを感じながらリラックスできる空間。
少しの時間でも一人時間を大切にすることで心身のリフレッシュができ心にゆとりが生まれるかもしれません。
お庭のコージーコーナーには是非とも植物をお供にしてください。木々の揺らぎや芽吹き、開花、結実、紅葉、落葉とどの季節でも発見と癒しをくれます。
夜のコージーコーナーには照明を。暖色の照明やランタン、キャンドルなどがおすすめです。暖かな灯りや月や星を眺めながら一日の疲れを癒してくださいね。
「ヌック」とは隠れ家のようなコンパクトでくつろげる空間を意味します。
家の中では個室のように壁やドアで仕切らずに、それでいて入口を狭く設けたり天井高を低くしたり、ステージのように床を高くして、適度に囲われた空間で集中したりくつろいだりする空間です。
広く開放的な空間より壁に囲われた隅の方が落ち着くという経験ありませんか?最近は押し入れの扉や仕切りを取り払い、そこにお気に入りのソファなどを置いてヌックを作るなどDIYでリフォームする方もいます。
家の間取りでじわじわ人気が出ているヌック。ヌックは素材や高さでリビングとの違いを出すことで特別な空間になります。
お庭でヌックのような空間を作るなら、視線が気にならず落ち着いて過ごせる、素材にこだわったスペースにしてみましょう。
タイルや色などデザインにこだわった壁で外からの視線を遮るプライベート空間を作ったり、天井材付きのテラス屋根やオーニングなどで上空も囲われた空間を演出することもできます。広いお庭でなくてもちょっとしたテラススペースを設けることで家の中との違いを楽しめる憩いの場になります。
リビングにつながる窓に設置することの多いガーデンルームもヌックと呼べる空間ではないでしょうか。リビングとのつながりを感じつつ適度にこもれる居心地の良い空間です。
「DEN(デン)」とは「巣」や「洞穴(ほらあな)」を意味する英語で、「書斎などの仕事をしたり趣味を楽しんだりする部屋」のことを指します。また、DENは一般に男性が使う部屋として認識されています。隠れ家のようにあまり広くない部屋。まさに男のロマンが詰まった空間ですね。
車やバイク、自転車、DIYなどが趣味の方に人気なのがガレージ。車より少しゆとりのあるスペースで愛車のお手入れや趣味に興じる至福の時間をお過ごしください。
照明やエアコンなど設備も整えることでより快適な空間になりますよ。
デンマーク語で「居心地の良い空間」や「楽しい時間」という意味を持つ「ヒュッゲ」という言葉があります。日本語で言うと「ほっこり」や「まったり」という言葉のニュアンスに近いかもしれません。リラックスして自分らしくいられる場所。お庭でも居心地の良い空間を作ってみてください。