2022/01/24 / お庭
人工木のウッドデッキを購入する前に!知るべき特性

近年エクステリア業界では大人気の人工木ウッドデッキですが、よりそのリアルさを求め各メーカーがこぞって様々な種類を出しています。
みなさんは、人工木って聞くとどのようなイメージがありますか?
「腐らない」「ローメンテナンス」などは分かる方が多いかと思います。
実は、あまり知られていないもっとたくさんの特性があります!
購入を検討されている方、またすでに家に設置されている方にはぜひ知っていただきたい特性です。
設置したあとに、「あれ?こんなことになるなんて聞いてないよ~。」とならないようにぜひご一読ください。
1.汚れ、カビ、シミについて
使用状況や環境により、土汚れや足跡・雨シミ・黒い斑点(カビ)などの汚れが目立つ場合があります。
汚れがひどくならないうちにお手入れしてください。
2.表面色のばらつき
人工木材は自然の風合いを出すため天然の木粉を使用しています。
製法上、部材ごとに色調限度範囲内で、色に濃い薄いのバラつきがあります。
3.温度差による伸縮などについて
人工木材は樹脂を含んでいる為、温度差による影響でご使用に差し支えない範囲で多少の伸縮や反りが発生する場合があります。
4.水たまりと乾燥時間について
人工木材の表面は水をほとんど吸わないため、わずかな反りの部分に降雨などで水たまりができる場合があります。
また床板表面の状態や、水たまりの大きさの違いにより、床板ごとに乾燥時間に差が生じる場合があります。
雨等で濡れたデッキやステップは滑りやすくなっています。転倒しないように注意してください。
5.静電気の帯電について
人工木材は樹脂を含んでいるため、歩行などの摩擦により静電気を帯電する場合があります。
6.床板の表面温度について
日差しが強いときは床板表面温度が上昇します。裸足でデッキを歩くとやけどをする恐れがありますので、必ず履物をはいてください
※日中日差しの強い時に乳幼児を一人で遊ばせないで下さい。
7.その他
人工木材は、製造時に発生した粉や繊維状のものが表面に残っている場合があります。
これは木材のトゲとは異なり、刺さったりすることはありません。
また、靴下やズボンの素材によっては、付着する場合があります。
雨などで木粉から染み出した成分が、土間のコンクリート面に落ちた場合、コンクリートのアルカリ成分と反応して、褐色に汚れることがあります。
天然木のように腐食してしまったり虫に食われたりという心配はありませんが、人工木は人工木ならではの特性があります。
メンテナンスが必要なこともあるかもしれませんが、手をかければかけるほど愛着の湧くものになってくるはずです。
人工木ウッドデッキと長く上手に付き合っていくために、まずはその特性を知り受け入れることから始めましょう。
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