グランド工房

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2022/12/16 / 外構

子どもから高齢者まで!ユニバーサルデザインな外構とは

子どもから高齢者まで!ユニバーサルデザインな外構とは

「高齢となり安全に移動しやすい動線にしたい」「家族が車椅子生活になった」ということがきっかけで外構リフォームのご相談が多くあります。ご新築を建てるのはお子さんが小さい子育て世代の方が多いですよね。ベビーカーに子供を乗せたままスムーズに散歩に出かけることができるスロープや、歩き始めの小さなお子さんでも上り下りしやすい階段は、親の介護が必要になる場合や自分が高齢者になった時にも役立ちます。すべての人に使いやすいようにデザインする『ユニバーサルデザイン』な外構のアイデアをご紹介します。

1.スロープ

スロープ

ゆるやかな傾斜で玄関から続くスロープは、ベビーカーや車いすでの移動に役立ちます。歩き始めのお子様や高齢者の方にも段差のある階段より歩きやすいです。雨の日や寒い季節は滑りやすくなるので、洗い出し仕上げや滑りにくい素材のタイルなどで作るとより安心です。

スロープ

車イスを使用していて玄関の段差が大きい場合や、部屋までの動線が悪い場合は、庭にスロープで上がれるウッドデッキなどを設置し、窓から室内に入る動線を作るのもおすすめです。天気の良い日はウッドデッキに出てくつろぐこともできます。

2.門扉

門扉

引き戸門扉は限られた間口でも開口幅がとれ、ベビーカーや車いすの方の通行もしやすいです。縦に長いハンドルなど握りやすい取っ手にすれば車いすに乗りながら自分で開け閉めしやすいです。門扉があると小さなお子様の道路への急な飛び出し防止にもなります。

3.手すり

手すり

スロープや階段部分に併せて設置したい手すり。後付けも可能です。小さいお子様やお年寄りの方に適した高さに調整可能な2段笠木の手すりや、笠木の形もお子様でも握りやすい細めの形や、手のひらやひじなどで体を支えるための幅が広い形など種類があります。

介護認定を受けている方がいらっしゃる場合、手すりの設置などの工事に自治体からの補助金が出る場合があります。ご自身で調べて申請までが難しい場合、ケアマネージャーさんにご協力いただき施工業者が手続きをすることも多くあります。(別途申請料がかかる場合があります)

アプローチの段差に悩んでいる、ご家族が高齢になり手すりが必要になったなど、困ったことがあればお気軽にご相談ください。

4.階段

階段

ゆるやかなスロープを設置するには高低差によっては距離をたくさん必要とする場合があります。スロープの設置が難しい場合でも階段の奥行と幅にゆとりをもたせ、段差を小さくすることでベビーカーや車いすを押しながら進むこともできます。また、段差がわかりやすいように段鼻(段差の先の部分)の色や素材を変えると落下やつまづき防止になります。

5.カーポート、車止め

カーポート、車止め

小さなお子様と一緒にお出かけする時や、介助が必要な方がいらっしゃる場合など、雨の日に傘をさしながらの移動は大変です。カーポートがあることで雨の日もゆっくりと安全に車の乗り降りができます。

カーポート、車止め

車止めを設置することで免許取り立てのお子様や、ご高齢の方の運転時などのレバーやブレーキの踏み間違いによるヒヤリとする場面も防ぐことができるかもしれません。また、見通しが悪い場所や交通量の多い道路に面した駐車場には、駐車や発進する際に柱が邪魔にならない後方支持のカーポートや、ガレージミラーなどを設置するのもおすすめです。

6.まとめ

子供の安全のために考えた外構が親や自分が高齢者になった時にも役立ちます。リフォームで後付けできるものもあります。すべての人に使いやすいようにデザインする『ユニバーサルデザイン』な外構で安心・安全な暮らしができると良いですね。

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