2024/09/20 / 住まいの雑学
日本古来の「打ち水」で、もっと涼しく快適に過ごそう!
暑~い夏の風物詩「打ち水」
その歴史は古く、江戸時代ごろから広まった日本古来の涼み方です。
近年、SDGsや節電の観点からも改めて関心が高まる「打ち水」のポイントについてご紹介します。
1.打ち水とは
「打ち水」とは夏の暑さを和らげるために玄関先やお庭にお水を撒くことを言い、古来から行われてきた暑さ対策です。
また、その暑さ対策に加え、お水を撒くことで地面の土埃がたつのを防いだり、お客様を自宅招く際のお清め・気遣いのひとつとしても行われていました。
そもそも、どうして打ち水をすることで涼がとれるのでしょうか。
皆さんも運動した後やお風呂上りに「体が冷えて風邪をひくから汗を拭きなさい」と言われたことはないでしょうか。
水は「気化熱」といって蒸発する際に周囲の熱を奪う特性があります。
そのため体についた汗をそのままにしていると蒸発する際に熱を奪い体温を下げてしまうのです。
打ち水はこうした特性を活かしているんですね。
2.打ち水の効果的なやり方
打ち水をするタイミングとしては早朝・陽が落ちてからの夕方がおすすめです。
日中は日差しが強く撒いた水がすぐに蒸発してしまうので効果が長続きしません。
またコンクリートやアスファルトのような温度の上がりやすいものに比べ、芝生や土など水分を含みやすいものにお水を撒いた方が効果が長続きします。
熱帯夜が続く時期には、帰宅後、室内に入る前に打ち水をする習慣をつけるのもいいかもしれませんね。
その際、雨水やプールの残り水などをうまく利用すると節水にもつながります。
3.打ち水をするときのポイント
周りを確認しましょう
打ち水を行う際は周囲に人や車・バイクなどの往来が無いか確認しましょう。
また、交通量の多い道路などへの打ち水はご迷惑・事故の原因にもなりますので避けておきましょう。
滑る場所へはご注意を
お子様・ペットが外に出る際に打ち水をすると地面が濡れて滑る可能性がありますので周囲には十分注意して打ち水をしましょう。
猛暑日は無理せずエアコンを
近年は温暖化の影響もあり気温が35℃を超す猛暑日も増えています。そんな日は無理せずエアコンを使いましょう。
またエアコンの室外機周辺に打ち水をすると、室外機周辺の温度が下がるため、より冷房効果が期待できます。
4.あると便利な立水栓
打ち水に限らず、お外でお水を使う際には屋外に立水栓があると便利です。
立水栓と言ってもしゃがんで利用するタイプ・蛇口にホースをつなげるタイプなど種類は様々です。
1つの立水栓に対して補助蛇口付きタイプ・2口蛇口タイプもありますのでひとつはホースをつなげたままお庭の水やり・打ち水に利用するのもいいかもしれませんね。
5.まとめ
いかがでしたか。
先人の知恵・風習を生活に取り入れて、暑い夏を乗り切りたいものですね。
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