グランド工房

グランド工房

2020/03/05 / 樹木・植物・メンテナンス

木樹脂(人工木材)の汚れ別お手入れ方法

木樹脂は、天然木に比べて、耐腐朽性、耐候性に優れています。が、外的要因によって付着する汚れ、カビの発生などは天然木とさほど変わりません。状態によって、お手入れ方法が異なりますので、状態別にお手入れ方法をご紹介します。

1.ほこり・靴跡・雨染みの汚れなど

【方法】水洗いによる洗浄方法

【用意するもの】
洗浄道具(デッキブラシ・たわし・雑巾など)

【洗浄方法】
①面を掃き掃除したあと、雑巾、デッキブラシなどでデッキ材の長さ方向に沿って水洗いをする。
②後に固く絞った雑巾でデッキ材の長さ方向に沿って水をふき取る。

2.タンニン・鉄による黒い斑点

【方法】木材洗浄剤による洗浄方法

【用意するもの】
木材洗浄剤・洗浄道具(雑巾など)

【洗浄方法】
①表面を掃き掃除したあと、使用する木材洗浄剤の使用方法に従う。
②後に固く絞った雑巾でデッキ材の長さ方向に沿って水を拭き取る。

3.コーヒー・ジュース・醤油・油汚れなど

【方法】台所用中性洗剤による洗浄方法

【用意するもの】
台所用中性洗剤・洗浄道具(デッキブラシ・たわし・雑巾 など)

【洗浄方法】
①表面を掃き掃除したあと、使用する台所用中性洗剤の使用方法に従ってデッキブラシ・たわしなどでデッキ材の長さ方向に沿ってこする。次に、台所用中性洗剤を水で洗い流す。
②最後に固く絞った雑巾でデッキ材の長さ方向に沿って水を拭き取る。

4.広範囲のほこり・靴跡・雨染みの汚れなど

【方法】高圧洗浄機による洗浄方法

【用意するもの】
高圧洗浄機

【洗浄方法】
①使用する高圧洗浄機の取扱説明書に従って、デッキ材の長さ方向に沿って噴射する。
②最後に固く絞った雑巾でデッキ材の長さ方向に沿って水を拭き取る。

5.カビによる黒い斑点

【方法】次亜塩素酸系漂白剤による洗浄方法

【用意するもの】
次亜酸素系漂白剤・洗浄道具(雑巾 など)

【洗浄方法】
①表面を掃き掃除したあと、使用する次亜塩素酸系漂白剤に使用方法に従って一定期間放置する。
②次に次亜塩素酸系漂白剤が完全に取れるまで十分に水で洗い流す。
③最後に固く絞った雑巾でデッキ材の長さ方向に沿って水を拭き取る。

6.キズ・焦げ跡・頑固な汚れなど

【方法】サンドペーパーによるサンディング法

【用意するもの】
サンドペーパー(#60)・あて木・軍手・掃除機など

【洗浄方法】
①表面を掃き掃除したあと、サンドペーパーをハンド研磨機(ベルト式のもの)に取り付け、またはあて木に巻いてデッキ材の長さ方向に沿って直線方向に一定の力でこする。
②次にサンディングした粉を除去するために水洗いする。
③最後に固く絞った雑巾でデッキ材の長さ方向に沿って水を拭き取る。

7.その他 注意事項

 汚れは使用環境に大きく影響されます。表面に付着した汚れやしみは、早めの洗浄をお勧めします。
長時間放置しておきますと、頑固な汚れや黒い斑点の原因となります。

中性洗剤、漂白剤を使用する時は、草花などの周辺環境への配慮をお願いします。

表面にキズがつくおそれがありますので、洗浄道具には金属製のブラシやスチールウールなどの硬い材質のものを使用しないでください。
また、化学モップ、ダスキン等も油分が浮き上がってくるおそれがあるため、使用しないでください。

8.まとめ

状態によってお手入れ方法が変わりますので、ぜひ参考にしてください。広範囲の汚れの場合は、高圧洗浄。洗浄でとれない汚れはサンディングで対応するのがおすすめです。下記の表もぜひ参考にしてください。


※画像引用:YKKAP株式会社より

最初にも書きましたように、やはり外にあるものですので、外的要因である汚れは防げません。せっかくお金をかけて取り付けたものだからこそ、定期的なお手入れで長持ちさせましょう!

簡単!プロが教える「木樹脂デッキのお手入れ」動画のご紹介
動画のURLはこちら https://www.youtube.com/embed/I54_9CUQgaQ

 

  • 施工事例集のご紹介
  • 最新事例集をプレゼント
ページの先頭へ戻る