グランド工房

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2024/02/16 / 樹木・植物・メンテナンス お庭

春の植物メンテナンス

春の植物メンテナンス

色鮮やかな花の色彩や香りでわくわくする季節がもうすぐやってきます。芽吹きや新緑の生き生きとした生命力を感じる春。本日は、彩り豊かな春のお庭を楽しむための植物メンテナンス方法をご紹介します。

1.水やり

水やり

あたたかくなる3月位までは、冬場の水やりと同様に晴れの日が続いた時に1週間に1回くらいを目安に朝から午後3時くらいの間に水やりをします。鉢植えの植物は土が乾いているかチェックして、乾いている場合のみ水やりを。地植えで根が完全に根付いた樹木は(2年後くらい)、晴天が続いたとき以外は、それほど水やりの必要はありません。

4~6月になり、芽が伸びだしたら徐々に水やりの量を多くします。樹木を植えた直後の水やりは、3日に1回くらいを目安にあげてください。
春になると新芽や新葉にアブラムシやハダニなどの小さな害虫がつきやすくなります。葉っぱにも水をかけることで葉の乾燥を抑え、害虫の発生を予防することができますよ。

2.施肥

施肥

色とりどりのお花や、丈夫に育つ植物には土づくりが大切です。春にむけてのお花がだんだん出回るこの時期。お気に入りのお花をお庭に迎えてみませんか。植え付ける際には花付きが良くなる培養土や、緩効性の肥料を混ぜ込んであげると良いですよ。春の芽吹きを助け、その後の生育を盛んにしてくれます。

施肥

冬から春にかけてたくさん花を咲かせたツバキやサザンカなどには、花が咲き終わったら来年もまた美しい花が咲くようお礼肥えをしてあげましょう。肥料は根本に与えてもあまり効果はありません。肥料を与える場合は根本から少し離れた、細根が集中している場所に施します。

3.剪定・切り戻し

剪定・切り戻し

コニファー類やマツなどの常緑針葉樹の剪定は新芽が育つ前の3~4月がおすすめです。コニファー類は成長が早く、こまめに剪定をしないと内側が枝化してしまったり、風通しが悪くなり病害虫のすみかになってしまいます。

剪定・切り戻し

生垣や庭木に植えることの多い常緑広葉樹は、新芽が出る前の暖かくなった3月下旬~4月下旬か、新葉が落ち着いた5月下旬~6月に剪定すると良いですよ。冬に花が咲いたサザンカやツバキなどは花が咲き終わる頃に剪定すると、次の年の花付きがよくなります。

剪定・切り戻し

冬越しした株は、新芽が出てきてから枯れ葉や枯れ枝を切ると良いですよ。徒長した枝も切り形を整えましょう。

4.移植

移植

落葉樹は落葉期の11~3月、常緑樹は芽の動き出す前の3月下旬~4月上旬が移植するのにおすすめの時期です。鉢植えの植物は3年を目安にひとまわり大きな鉢に植え替えたり、混みあった根を整理するなどのお手入れをしてあげましょう。何年も同じ鉢で育てていると、根詰まりをおこしてしまっているかもしれません。

移植

鉢植えで買った植物を地植えにしたり、ひとまわり大きな鉢に植え替えることで、大きく育ってくれるようになりますよ。花つきや実つきの良い樹木は移植が難しい種類もあります。大きな樹木の移植などは専門店に相談してみることをおすすめします。移植後の支柱なども大切です。

5.消毒

消毒

1月~2月は春に向けての予防のための消毒に適しています。冬は多くの植物が休眠している時期なので、強めの消毒でも負担が少ないです。
3月~5月は、あたたかくなり害虫や病原菌の活動が活発になりはじめる時期です。これから発生する害虫の予防と、現在発生している病害虫対策のために消毒をすると良いですよ。新芽は柔らかく、薬害を受けやすいため、消毒に使う薬剤は注意して選びましょう。

消毒

消毒する植物が多い場合は噴霧器がおすすめです。消毒が終わったら噴霧器は水できれいに洗いましょう。薬が残っていると器具を傷めるだけでなく危険です。
消毒を必要とする植物が多くない場合は、スプレータイプや粒材タイプの殺虫剤が手軽です。粒材タイプの殺虫剤は、土の中の害虫防除にも役立ちますよ。

6.まとめ

まとめ

手をかけてあげるほど元気な新芽やきれいな花となり応えてくれる植物たち。春爛漫の季節を楽しむために、植物のお手入れをしてあげましょう。

 

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