平和への祈り

更新日　2011.08.06

今日８月６日は　広島の原爆の日です。

長崎県出身の私にとっては、８月９日が原爆の日ですが、

メディア的には先の広島の方がクローズアップされますから

今日が１年で一番　日本国民が平和を考える日　なのかもしれません。

今年は　東北の震災もあって、『平和に暮らす』って何だろう　と

いうことを深く考えるべきなのかもしれません。

私の祖父は戦死しました。

戦争が始まった当初　

祖父は長崎市の三菱造船所で戦艦を作っていたので戦地に行くこともなく

家族もいい待遇を受けていたそうです。

しかし、日本も兵隊が少なくなってきていよいよ私の祖父も戦地へと

出向くこととなりました。

しかし、終戦より半年前ぐらいに戦死したという知らせがあり、

祖母は３人の子供と一緒に長崎市内から故郷の五島列島へ疎開しました。

そのお陰で、祖母と私の父は原爆の被害から免れました。

祖父が戦死していなかったら、戦地に行かず造船所で船を造っていたら

確実に私もこの世に生を受けていませんでした。

この話を　小学校の３年か４年生の時に学校の宿題で

おじいちゃんおばあちゃんに戦争のことを聞いてまとめる　というものがあり、

これまではぼんやりとしか知らなかった　私の家族の戦争体験を

しっかりと祖母は教えてくれました。

その話の中に　父の弟が当時３歳ぐらいだったので空襲だっていうのに

飛行機を見たい　といって窓から顔を出すのをやめさせるのが大変だった

という話も印象深く残っています。

８月６日から終戦の１５日まで　平和週間として

みなさんもご家族で平和や戦争のことについて

語り合ってみてはいかがでしょうか？

長崎人の私は　

お盆にお墓に行って懐かしい故郷の面々と花火をするのが楽しみです！